オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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攻めの守り勝ち

2016-05-25 00:33:20 | 千葉ロッテ

一昨年の石川vs昨年の有原という新人王対決は、石川が内容では負けながらも勝負に勝つ、逆はままありますが珍しいパターンでの勝利です。
日本ハムにとってはかなりイヤな負け方だったのではないかと、先制をされた直後のチャンスに俊足の陽岱鋼がまさかホームで刺されるとは思いもよらなかったでしょう。
また大谷の打球もセンターに抜けてもおかしくはなかったわけで、流れを決定づけた岡田、ナバーロの好守には技能賞を進呈します。
ここぞというところでは力押しで切り抜けながらも調子は今ひとつだった石川をスパッと五回で代えられたのも誤算だったでしょうし、これまた早めの守備固めの加藤に広いファールゾーンで好捕された八回もそれがなければビッグイニングになったかもしれません。
逆に言えば裏目に出ればあれこれ言われたであろう早めの逃げ切り体制、ロッテからすれば攻めの守り勝ちです。
ここまで勢いよく手の届くところまで追い上げてきたけれども指がかかりそうな瞬間にスルッとかわされてしまい空足を踏んだような感じでしょうからここがチャンス、そうなれば注目は明後日の先発ですが、先を見すぎて足下をおろそかにすることなく中6日の涌井で確実に勝ちにいく、それでよいと思います。

DN砲が炸裂をしての勝利、これもなかなか見られる勝ち方ではありません。
デスパイネはあのスイングで上段近くまで運ぶのですからそのパワーは凄まじく、だからこそあそこまで振らなくてもいいのに、と思ってしまいますが、あれだけ振るからこそのデスパイネと言ってしまえばそれまで、右方向に打球が飛ぶだけでも調子は上々なのでしょう。
一方のナバーロは井口の負傷も理由でしょうが日本ハムだけには対戦打率がよいことでのスタメン起用だったのではないかと、そうであればドンピシャ、大正解です。
かなりイライラとしているようですがこれで吹っ切れてくれればオーライ、九回の守備もファインプレーでしたし、気持ちが乗ってくれば面白いことになります。

石川の五回降板は中指の血豆も理由だったようで、また石川らしく「もうダメ」との申告はどう受け止めてよいのか、それがなくとも札幌から函館への移動日があるという不思議な日程で中継ぎ陣の投入にリスクが小さいとの判断があったからこそでしょう。
継投は慣れられたのか、キレが落ちたのか、縦のスライダーをなかなか振ってもらえなくなってきた内が失点をしたものの、4人で4回1失点、お疲れ様でした。
その中でも西野がストライク先行で落ち着きを取り戻したのが一番の収穫で、あとは大谷のスピード待ちです。
ただやはりどうしても投入の頭数が増えれば誰かが躓く確率が高まりますので、今日は例外としても先発には悪くとも六回を、方程式は一日三度を限度にお願いします。


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◆5月24日(火) 日本ハム-千葉ロッテ10回戦(ロッテ6勝4敗、18時、札幌ドーム、17,818人)
▽勝 石川 7試合4勝2敗
▽S 西野 20試合2勝1敗12S
▽敗 有原 7試合5勝1敗
▽本塁打 デスパイネ10号(有原)、ナバーロ2号(有原)

▽バッテリー
千葉ロッテ 石川、大谷、益田、内、西野―田村
日本ハム 有原、井口―市川、大野

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