オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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細谷、やったーっ!

2016-05-16 01:05:19 | 千葉ロッテ

 

連日の泥仕合、延長戦、4時間ゲーム、そしてサヨナラ勝ちと、勝ったからいいようなもので、楽天ファンなどは地獄の二日間だったのではないかと思います。
今日も両チームで25安打、11四死球、17得点と大荒れの展開で、この二試合で9時間24分、59安打、26四死球、42得点、先日の仙台での試合を含めれば三試合で13時間46分、87安打、42四死球、65得点ですから記録的な「三連戦」と言ってもよいでしょう。
苦しみながらもそのいずれも勝利したのはもちろん選手たちの頑張り、ベンチの采配によるところが大きいですが、楽天投手陣の崩壊ぶり、29四死球による自滅を他山の石にしなければならず、今月にまだ先発に白星が1つも付いていないのもまた現実、勝って兜の緒を締めよ、そろそろ西岡語録とはおさらばです。

敗色濃厚な5点差をひっくり返したのは、イケメン投票41位の細谷の代打逆転満塁アーチでした。
自身初のグランドスラム、ツーボールからのものですから打ち損じていたら大変なことになっていたところで、狙い球を絞っての一振りが今季の細谷を象徴しています。
これまでは場を読めないとの評でしたが今季はただボールを打つのではなく、自分のポイントに引きつけてのバッティングができています。
一週間ぶりの打席でしたので不安が先に立つ代打でしたが、その後も内野安打、そしてサヨナラ勝ちをお膳立てしたツーベースと3安打猛打賞の大活躍、開幕からの勢いが止まってここのところは出番が減っていましたが、根元の失速もあり次のカードではスタメン復帰となるかもしれません。
10年間で3盗塁だったものが今季は既に5盗塁と意外な脚力も見せており、HOSØYAの第二幕のスタートです。

相手が相手だけに額面どおりには受け取れませんが、低空飛行が続いていた打線が連日のサヨナラ勝ちの立役者です。
前日の爆発から今日は沈黙だろう、の予想どおりに釜田に抑えられた序盤での5点ビハインドですから負けを覚悟したところからの逆転劇、六回は二死からの7得点ですからアシストがあったとは言いながらも見事、ボール球に手を出さず、そして加藤も懸命に走りました。
また昨日、今日と得点に繋がらずとも盗塁、バントと得点圏に走者を進める野球がじわじわと楽天投手陣を追い詰めたのでしょうし、一死ながらも送ると思っていたところでの岡田の盗塁、中村の堅実なバント、そんなベンチの采配も勝利の大きな要素だと考えます。
試合としては大味な、雑な展開ではありましたが、ある意味でいい野球をやっているのではないかと思います。
バントシフトでファーストベースカバーにナバーロが入らない、というお粗末なプレーもありましたが、一方で攻守ともに地味なアシストをしてくれた今江の活躍も見逃せません。
そして松井裕はコールでロッテファンが歓声を上げる屈辱、ロッテ戦3連敗でかつての益田状態になるのではないかと、またあの場面で横山を使わざるをえない、あるいは使った梨田監督にはお気の毒、ありがとう、何やってんだか、などなど、いろいろな言葉が飛び交います。

唐川は6回9安打5失点、味方の大逆転で勝利投手の権利を手にしての降板でしたが、追いつかれたことで勝敗に関係はありませんでした。
ストレートは確かにスピードが出ていましたし、向かっていく気持ちが見て取れたのも収穫、あとはリード次第でしょう。
地元バッテリーなのかイケメンバッテリーなのか、実際のところは前回の好投を支えたからなのでしょう、スタメンマスクは吉田でしたが、荒れ気味ではありましたがせっかくのストレートが宝の持ち腐れ、お互いを活かすためにカーブで緩急をつけるでもなく、スライダーに頼った配球では昨年までと変わりません。
もちろん首を振らない唐川もどうかと思いますし、五回、六回がいい感じでしたからまた吉田と組ませるのか、田村で雰囲気を変えるのか、次の女房役が気になります。

七回以降の継投は南が締めて勝ちパターンになるかと思いきや、松永、益田が躓きました。
八回は内かと思ったのですが左打者が並ぶことでの松永はそんなものかと、しかしその左打者に上手く運ばれてのピンチを益田も止められません。
5点差をひっくり返しながらも3点差を守れず、ボール先行でピリッとしないKUISコンビの調子は揃って下降気味のようです。
こと1イニング限定で考えれば、今であれば重いストレートを投げ込む南の方が安定感があるようにも思います。

光明は西野と大谷で、西野はフォークを使い切れていませんのでピッチングとしてはまだまだ感がありますが、現金なもので続けて抑えたことでマウンド上でのキョド感がありませんでしたから、ようやくに精神的な底は脱したのではないかと思います。
大谷もボールはまだきていませんが三者凡退で今季初勝利を手にしましたので、落ち着きを取り戻してくれることを願いたいです。
心配は内、西野は九回を6球で終えたこともあるのでしょうが今季初の2イニング、そして十一回は大谷でしたし、何か投げられない事情があったのかもしれません。


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◆5月15日(日) 千葉ロッテ-楽天10回戦(ロッテ7勝3敗、13時、QVCマリン、26,010人)
▽勝 大谷 4試合1勝
▽敗 松井裕 19試合3敗7S
▽本塁打 角中2号(釜田)、細谷1号(濱矢)

▽バッテリー
千葉ロッテ 唐川、南、松永、益田、西野、大谷―吉田、田村
楽天 釜田、横山、濱矢、ブリガム、ミコライオ、松井裕―嶋、川本

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