電脳筆写『 心超臨界 』

勇気とは恐怖に抵抗してそれを支配することである
恐怖が消えるわけではない
( マーク・トウェイン )

向上心 《 大学者の底流にあったマグマの“噴火口”――サミュエル・スマイルズ ​》

2025-02-15 | 03-自己・信念・努力
20年に及ぶブログ活動の集大成 → ★仏様の指
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鍛冶屋職人の息子で製本屋の見習いは、これからの人生を考えて15万ポンドの財産をとるか、一銭にもならない学問をとるかを決めなければならなかった。彼は学問を選んだ。そして貧しい生活の中で死んでいった。だがファラデーの名は、イギリスの学会に栄光をもたらした者として高く評価されねばならない。


『向上心』
( サミュエル・スマイルズ、三笠書房 (2011/5/21)、p113 )
第3章 自分を生かす働き方――日々、精一杯働いているか、やりがいはあるか
5 自分の中の「未知のエネルギー」を掘り当てる!

◆大学者の底流にあったマグマの“噴火口”

身体は弱くても明るい性格に恵まれれば、その人の魂は行動的で力強く、きわめてすぐれたものになる。

ティンダル教授は、ファラデーの性格と学問の研究における彼の自己犠牲的な働きぶりを明快に説明している。その中でファラデーを“強い独創性と火のような激しさまで待ちながら、やさしさと繊細さを失わない男”として描いている。

「やさしくてもの静かな彼の態度の下には、火山のような熱が秘められていた。彼は物事に熱中しやすい激しい性格の男だったが、まれに見る自己修養を通してその情熱を人生でいちばん大切なものに注ぎ、目的達成の力に変えたのである。一時の情熱に駆られて無意味にその力を浪費したりはしなかった」

ファラデーの人格の中でも特に注目に値するすばらしい長所が一つある。それは、自制とは同類の自己犠牲である。分析化学の研究に没頭していた彼は、その気になりさえすれば経済的にも巨大な富を手にすることができた。しかし、ファラデーはこの誘惑をしりぞけて純粋に学問を追求する道を選んだのである。

「鍛冶屋職人の息子で製本屋の見習いは、これからの人生を考えて15万ポンドの財産をとるか、一銭にもならない学問をとるかを決めなければならなかった。彼は学問を選んだ。そして貧しい生活の中で死んでいった。だがファラデーの名は、イギリスの学会に栄光をもたらした者として高く評価されねばならない」
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