電脳筆写『 心超臨界 』

偶然は用意の出来ている人間しか助けない
( ルイ・パスツール )

セレンディビティの予感 《 失敗の効用——外山滋比古 》

2024-06-23 | 03-自己・信念・努力
電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。

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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
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■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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  セレンディピティ(英語: serendipity)とは、素敵な偶然に出会ったり、
  予想外のものを発見すること。また、何かを探しているときに、探して
  いるものとは別の価値があるものを偶然見つけること。平たく言うと、
  ふとした偶然をきっかけに、幸運をつかみ取ることである。
  [ ウィキペディア ]


人間、失敗してはじめてわかることがいくらでもある。賢いものは失敗から多くのことを学ぶ。昔の人が「若いときの苦労は買ってでもせよ」と教えた。カーライルは「経験は最高の教師だが月謝が高い」と言った。失敗は最良の先生だという意味になる。受かってよし、落ちるもまたよし――。そう考えれば、試験は恐れるに足りない。


◆失敗の効用――外山滋比古・御茶ノ水女子大学名誉教授
(「あすへの話題」10.01.26日経新聞(夕刊))

ことしも入学試験の季節である。

受験生が一心不乱にがんばっているのは健気だが、まわりが励ますつもりで興奮するのは考えものである。へたに騒がれると、本人にはプレッシャーになりかねない。スポーツ選手でも、プレッシャーに負けて実力を出さないことがすくなくないが、受験生も同じだ。昔の家庭は入試についてよく知らなかった。おかげで、受験生は割りにのびのび受験できた。

私は入学試験を三度受けて二度落ちた。ほめられる成績ではない。ずっと恥ずかしい思いをしていた。それが年をとるにつれて気が変わってきたのである。

競争試験に不首尾であっても恥じることはない。難関ほど落ちるものが多い。だいたい落ちるものがなければ受かる人もいない。別に恥じることはない、と思うようになった。

それだけではない。失敗の経験はのちのち思わぬ力になることに気付いた。一度も落ちたことのない人より失敗したことのある人の方が、どこかしんが強く根性のあることが多いように思われる。一度もしくじったことのない恵まれた人はとかく脇が甘いようである。キズのあるリンゴはだてに甘いのではない。

そういうのは決して敗者の負け惜しみではない。人間、失敗してはじめてわかることがいくらでもある。賢いものは失敗から多くのことを学ぶ。

昔の人が「若いときの苦労は買ってでもせよ」と教えた。カーライルは「経験は最高の教師だが月謝が高い」と言った。失敗は最良の先生だという意味になる。

受かってよし、落ちるもまたよし――。そう考えれば、試験は恐れるに足りない。
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