1945年8月、中年の独身女性エリザベス・ベントレーがFBIの事務所を訪れ、自分がKGBのエージェントだと告白する。ベントレーは全くノ―マークであり、当面、妄想に取り付かれた戯言(ざれごと)と疑ったFBIも、尋問内容と自らの情報をつき合わせ、秋には彼女の告白を本物と確信する。ベントレーは、長年、反・反共産主義者から「嘘つき」呼ばわりされてきたけれども、実際には、その証言が極めて正確だったことが、ヴェノナ文書で明らかになった。 . . . 本文を読む
子貢曰く、如(も)し博く民に施して能く衆を済(すく)うものあらば何如(いかん)ぞや。仁と謂うべきか。子曰く、何ぞ仁を事とせん。必ずや聖か。堯舜(ぎょうしゅん)も其れ猶(な)おこれを病めり。夫れ仁者は己れ立たんと欲して人を立て、己れ達せんと欲して人を達せしむ、能く近く譬を取る。仁の方と謂うべきのみ。
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