電脳筆写『 心超臨界 』

神は二つの棲み家をもつ;
ひとつは天国に、もうひとつは素直で感謝に満ちた心に
( アイザック・ウォルトン )

日本の食糧自給率は40%? それとも70%――立木奈美

2024-07-01 | 04-歴史・文化・社会
カロリーベースは国際標準でもない。「公式な指標として使っているのは日本と韓国ぐらい」(東京大学の生源寺眞一教授)で、先進国では穀物自給率を使うことが多い。農水省が日本の自給率との比較で示す他国のカロリーベースの数値は、同省の推定値だ。「食料需給表」に金額とカロリーベースが併記されるようになったのは88年版から。95年版では金額ベースが姿を消し、カロリーベースだけになった。この結果、その年に政府が正式な自給率として発表した数字は、87年度の76%から95年度の42%に急落した。 . . . 本文を読む
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5年後、10年後の自分が後悔することは?――本田健

2024-07-01 | 03-自己・信念・努力
当時から見た5年後、10年後の自分を想像しました。そして、後悔することは? と自分に聞いてみました。すると、「学生の立場を利用して、いろいろな人に会わなかったこと」「ビジネスについて学ばなかったこと」「英語をマスターしなかったこと」などを後悔するだろうと思いました。日本に帰って、その3つを徹底的にやりました。それが、現在に続く人脈やビジネスを作り出すことにつながりました。 . . . 本文を読む

仏の舌は長く大きく、誠実の言を説く――興膳宏

2024-07-01 | 04-歴史・文化・社会
「広長舌」で説かれる仏の言葉はありがたいものだが、それがなまって「長広舌」となると、すっかり印象が違ってくる。「長広舌をふるう」という表現からは、長々としゃべっている人物の得意然とした顔つきと、それを聞かされている不特定多数の人々の迷惑そう表情とが二重になって浮かんでくる。そもそも長いのは舌であって、話ではない。また仏の説教は弁舌さわやかなだけでなく、話の内容が真実で、虚妄を含まないことが肝心なのだが、「長広舌」はその点がだいぶ怪しい。 . . . 本文を読む

倚りかからず――茨木のり子

2024-07-01 | 04-歴史・文化・社会
茨木さんは、韓国の現代詩を読むため50歳でハングルを学び始め、90年に訳詩集「韓国現代詩選」(読売文学賞研究・翻訳賞)を出版。その仕事は翻訳の枠を超えたものとして評価されています。他者の翻訳をあてにせず、自らハングルを学び韓国の詩を読む姿勢は、つぎの詩にも凝集しています。 . . . 本文を読む

和解成立――串岡弘昭さん

2024-07-01 | 08-経済・企業・リーダーシップ
トラック運輸業界の不正を内部告発したため約30年間、閑職に追いやられているとして大手運輸会社「トナミ運輸」(富山県高岡市)の会社員、串岡弘昭さん(58)=同市=が同社に謝罪と約5400万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、富山地裁は2005年2月、「処遇は報復であり、人事権の裁量を逸脱する」と串岡さんの主張を大筋で認め、同社に約1360万円の支払いを命じました。請求した謝罪文は認められなかったため、串岡さんは控訴します。 . . . 本文を読む

雨も風もいつかはきっとやむものだからね――ノーマン・V・ピール

2024-07-01 | 06-愛・家族・幸福
子供の頃、毎年夏になると、私は兄弟のロバートとオハイオ州のリンチバーグの祖父母の家に遊びにいった。祖父母の家のすぐそばに、1本の大きな木があった。ある晩のこと、祖母が私たちをベッドに送りこんだ直後にすさまじい暴風雨になった。家のまわりを吹き荒れる風は、スコットランドの伝説に出てくる、死を予告する妖精の泣き声のようだった。稲妻が光り、雷鳴がとどろいた。かたまりになった雨が窓ガラス一面をたたき、家全体が揺れた。 . . . 本文を読む

5年ぶりに韓国を訪問する

2024-07-01 | 03-自己・信念・努力
私は、いまソウルにあるルネサンスホテルの1222号室でこれを書いています。韓国は5年ぶりです。というよりも海外渡航そのものが5年ぶりになります。ソウル訪問は、先週の金曜日に突然決まりました。東京・ソウル往復をJALの予約サイトで確認すると、約8万円。直前予約の割増も含まれています。そこで、格安チケットのH.I.S.に電話。結局アシアナで45,680円。結果として、アシアナ利用は値段ばかりではなく、私に思いがけない幸運をもたらすことになります。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 ネットにはびこる不正の分業――長谷川秀行 》

2024-07-01 | 05-真相・背景・経緯
仕組みはこうである。まずは、セキュリティー網を破ってネットワークに入ることを専門にする「侵入屋」がいる。彼らは機密内容に関心がなく、自らデータを盗んだり攻撃を仕掛けたりすることもない。いつでも不正侵入できるようにバックドア(裏口)を作るだけだ。その上でここにアクセスできる権利を闇サイトで売る。販売価格をつけたカタログのようなリストが闇サイトにあり、1件で数十万円以上の値をつけることがあるようだ。買う側はここから攻撃対象を選べばいい。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 中国共産党をもう助けるな――乾正人 》

2024-07-01 | 05-真相・背景・経緯
すべての個人情報を国家が管理し、自由を求める「危険人物」を容赦なく監獄や収容所にぶち込む。チベットやウイグルでの弾圧が、香港でも公然と行われ始めた現実から日本政府も国会も目を背けている。いま再び、中国は西側諸国の「反中同盟」を切り崩そうと日本を懐柔しようとしている。手始めが、習近平国家主席の国賓来日実現だ。日本は、瀕死の中国共産党を2度助けた。3度目は、絶対にあってはならない。もし習近平来日に賛成する政治家や官僚がいれば、それはまさしく「国賊」である。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 中国国防動員法はなぜ脅威か――渡部悦和 》

2024-07-01 | 04-歴史・文化・社会
中国の有事基本法には、1997(平成9)年に施行された「国防法」がありますが、動員の具体的措置に関する法令がなかったために、「国防動員法」が成立、同法は2010年に施行されました。国防動員法の目的は、「国家の主権、統一と領土の保全の完全性及び安全を守ること」です。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 井伏鱒二現象――渡部昇一 》

2024-07-01 | 04-歴史・文化・社会
井伏さんは数多くの賞を受けています。とういうことは、賞を与える側の関係者も大勢いた。その人たちはただ関係しただけではなく、授賞に際しては井伏さんを褒(ほ)めまくっています。その賛辞は活字に残っている。ベタ褒めした人の作品がじつは剽窃、盗作だったと知れたらどうなるでしょう。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 自国の歴史を知らない日本人――渡部昇一 》

2024-07-01 | 05-真相・背景・経緯
今から40年も前にアメリカに留学している人、あるいはその留学に成功してアメリカの教壇に立っている人は、明らかに日本のエリートというべき青年たちだ。その人たちが、自分の国の歴史についてはほとんど何も教えられていなかったのである。私よりたった7、8歳か10歳ぐらい若いだけなのに、そこに明らかな「伝統の断絶」が感じられた。この人たちは敗戦の日本は悪い国であり、アメリカに比べると弱小・後進の国で、そんな国の歴史など学ぶに値しないというような育ち方をしているらしかった。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 絶対語感が荒々しくなってきた――外山滋比古 》

2024-07-01 | 03-自己・信念・努力
「食べられる」「着られる」「寝られる」という人の絶対語感は、「食べれる」「着れる」「寝れる」という人のそれとは異なっている。おかしいと思っても、違っている、と口に出していうことはむずかしい。以前から「ら抜きのことば」を正しいものとして用いてきた方言もある。 . . . 本文を読む

不都合な真実 歴史編 《 米国共産党の具体的工作方法――江崎道朗 》

2024-07-01 | 05-真相・背景・経緯
共産党が支配利用しようとする各種団体または各種運動に対し、少数かつ熱心有能な党員を普通の会員として潜入させ、この党員は党籍を隠し、デモクラシーの使徒の仮面の下に、後述するフラクション部(Fractions Department)の指揮の下にその全能力および必要に応じて党から支給される資金をもって、当該団体の発展並びに会員個人の私事のためにも日夜奔走し、徐々にその信任を博し、他の会員を自己の主張に傾かせ、同団体内において不可欠の人物視されるように努めるものである。 . . . 本文を読む

従軍慰安婦という嘘 《 事実より“あるべき歴史”で考える――黒田勝弘 》

2024-07-01 | 04-歴史・文化・社会
筆者の見立てによると、韓国人の歴史観というのは歴史を「あった歴史」より「あるべき歴史」で考えるということだ。民族あるいは国家として「こうあるべき歴史」を前提に歴史を考え、記録しようとする。 . . . 本文を読む