電脳筆写『 心超臨界 』

見事になされた仕事への報酬は
すでにそれを達成したことにある
( エマーソン )

「子持生命卵」――人の創ることができない生命力を頂く

2024-07-28 | 09-生物・生命・自然
船井幸雄さんの「人の道―『ほんもの』の生き方」を読むと、『ほんもの』というのは、自らの命を自然に委ねて生きることなのだということがよくわかります。きょうの『ほんもの』は、高瀬宏一さんのつくる「子持生命卵」です。卵を食べる目的は、決して人の創ることができない生命力を頂くことではないでしょうか、と高瀬さんはいいます。 . . . 本文を読む
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正しい環境下では競争は起きない――今西錦司

2024-07-28 | 09-生物・生命・自然
きょうの船井幸雄さんの話は、「百匹目の猿現象」から半世紀を経た幸島で今なにが起こっているかというレポートです。1965年以降、幸島は、まったくといっていいほどの自然のままの環境に保たれてきました。その結果、幸島では、猿同士で争うということがなくなりました。そうして、みんなで助け合い分かち合うようになっています。そのため、島はとても静かだといいます。今西錦司さんの「正しい環境下では競争は起きない」という仮説が、幸島の猿たちを通じて確認されたと思われます。 . . . 本文を読む

靖国参拝は棘か防波堤か――日中の「囚人のジレンマ」論

2024-07-28 | 04-歴史・文化・社会
論点が多元的な靖国問題をあえて日中関係の観点だけから考えてみる。小泉純一郎首相の参拝をめぐって2つの意見がある。参拝をやめるべきだとする論者は、それを日中間の棘(とげ)と考える。棘を抜けば両国関係は改善に向かうと期待する。やめるべきでないとする論者は、参拝を中国が送り続ける大波の防波堤と考える。譲れば台湾、尖閣、ガス田、歴史教科書と次々に譲歩を迫られると心配する。 . . . 本文を読む
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「上に立つ者の人間学」に学ぶ――藤尾秀昭

2024-07-28 | 03-自己・信念・努力
どっしりと落ち着いていて、広い見識があり、人の知らない間に福を造り、禍は未然に消す。そして誇らない――そういう人物こそ「上に立つ者」の至れる姿だというのである。 . . . 本文を読む

読書は充実した人間をつくる――ベーコン

2024-07-28 | 11-韓国語で学ぶ名言の智恵
【독서는 사람을 충실하게 만든다】   活発な精神を持つためには、後世に不滅の思想を残していったすぐれた先人の精神に絶えずふれて、自分の精神をリフレッシュし、強化しなければならない。 . . . 本文を読む

何度も繰り返してやるべきである――ジョン・トッド

2024-07-28 | 11-韓国語で学ぶ名言の智恵
【몇 번이고 반복해야 한다】  たとえば文法を覚えようとする場合、文法だけをまとめて長時間だらだらやるよりも、短時間でよいから全神経を集中して勉強し、それを何度も繰り返してやるべきである。 . . . 本文を読む
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視力を失ったことが幸いする――ドワイト氏

2024-07-28 | 11-韓国語で学ぶ名言の智恵
【한국어로 배우는 명언의 지혜】  勉強というのは、ぼんやりして全然頭が働かず、体もけだるく、痛みさえ感じているような時でも、何時間も何年間もひたすら続けていかなければならないものだということを頭に入れておくべきだ。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 世界が同じことをやるときには――馬淵睦夫 》

2024-07-28 | 05-真相・背景・経緯
新型コロナウイルス・パンデミックに対する各国の対応ぶりを観察すると、まさに「世界が同じこと」をやっています。新規陽性者が増えればロックダウンをして人の動きを止め、どこでもワクチン接種に血道を上げている。それは「恐怖を与えれば、人類はどういうふうに行動するか」という実験だったと、私は思っています。そして、目に見えない恐怖を与えられたら、見事に人間は「お上の言葉」に従うという結果が出ました。 . . . 本文を読む

不都合な真実 歴史編 《 八木アンテナの呪い――上念司 》

2024-07-28 | 05-真相・背景・経緯
このように、その後の世界のトレンドを変えるような可能性を持った発明を、とても狭い視野でしか判断せず捨ててしまうことを、私は「八木アンテナの呪い」と呼んでいます。皮肉にも、八木アンテナの技術をベースにしたレーダーは、その後、日本軍を徹底的に苦しめました。 . . . 本文を読む

悪魔の思想 《 丸山眞男――情容赦なき峻厳な“お裁き”/谷沢永一 》

2024-07-28 | 04-歴史・文化・社会
つまり、なんとしても日本国民を全面的に批判し、弾劾し、世界に向かって彼が「日本社会の恥部」であると見なしている部分をあばこうと試みる摘発を、自分の聖なる使命であるとひたすら観(かん)じていたのです。その場合、丸山眞男の努力目標は「国民の政治意識」の「低さ」を少しでも高めるべく国民に働きかけるというような根気のいる啓蒙活動ではありませんでした。ただもう「あばこうと試みる」暴露と、軽蔑と、嘲笑だけが目指すところのすべてだったのです。 . . . 本文を読む

歴史を裁く愚かさ 《 近代国家の生みの苦しみが書かれていない――西尾幹二 》

2024-07-28 | 04-歴史・文化・社会
執筆者は何時も何かに抵抗し、何かを敵視している。明治から平成まで、日本のどこかにいる何かに石を投げている。教科書には石を投げている姿勢だけが書かれている。そしてそれにつごうのよい題材だけが、歴史の中から拾い出され、強調されている。けれども不思議なことに、石を投げて相手が具体的に誰であるかははっきりとは書かれていない。 . . . 本文を読む

日本史 古代編 《 連綿と続く聖徳太子の理念――渡部昇一 》

2024-07-28 | 04-歴史・文化・社会
この憲法を逐条(ちくじょう)的に考えても、ひじょうに面白いことは出てくるのであるが、今、いくつかの特徴を思いつくまま述べてみよう。先ず第一は、国家の主権は一つだということを明確に打ち出していることである。現在では国家の主権が一つであることぐらいは子どもでも知っているが、当時はかならずしも明確でなく、多くの人々の中には、皇室の権威と大氏族の権威の差がぼやけていた場合があったと思われる。 . . . 本文を読む

人間通 《 引き降ろし――谷沢永一 》

2024-07-28 | 03-自己・信念・努力
嫉妬が究極的に企(たくら)むところは合法的な人殺しである。情容赦なく手加減せず途中で気をゆるめない。人を破滅させるために計略を練るときの秘(ひそ)かな北叟笑(ほくそえ)みは戦慄(せんりつ)的な恭悦(きょうえつ)であろう。誰かを陥(おとしい)れるべき悪謀を企みはじめるや、陶酔して歯止めがきかなくなるのかもしれない。 . . . 本文を読む

向上心 《 「自分の仕事」に文字どおり命をかけた男の執念――サミュエル・スマイルズ 》

2024-07-28 | 03-自己・信念・努力
トーマス・モアの行動も勇気にあふれていた。彼はきわめて熱心なカソリック信者であったために、ヘンリー8世の離婚問題に反対して処刑されたのである。喜びいさんで彼は処刑台に歩み寄った。良心に逆らうよりはむしろ死を選んだことに満足していた。多くの偉大な人物は、困難や危険にさらされたときには妻に慰められ、支えられたものだが、モアにはそれがなかった。彼を励ましてくれるはずの妻は、ロンドン塔に閉じ込められた夫を訪れるだけであった。 . . . 本文を読む

自分のための人生 《 評価のないところにユニークさが生まれる――渡部昇一 》

2024-07-28 | 03-自己・信念・努力
人の評価が非常に気になるということもまた、現代文明の特色である。約百年前から文明国ではすべて義務教育になり、子供のときからわれわれは先生に点をつけられることに慣れている。すなわち、他人の評価が絶対というような錯信帯におちいりやすいようにできている。そうして他人による評価を絶対だと思い込むと、その人はきわめて臆病な、根本的にオドオドした人生の歩み方におちいらざるを得ない。 . . . 本文を読む