電脳筆写『 心超臨界 』

明日への最大の準備はきょう最善を尽くすこと
( H・ジャクソン・ブラウン・Jr. )

道理と公正さを貫く――青砥左衛門尉藤綱

2024-07-16 | 03-自己・信念・努力
ある夜、かれ(北条時頼)は鎌倉の市内を流れ、海に注ぐ滑川(なめりがわ)のほとりを通った。深夜だというのに、何人もの男がタイマツを持って、しきりに川面(かわも)を照らしている。何か探しているらしい。男たちを指揮していたのは一人の武士だった。道理と公正さを貫くので、時頼が特に抜擢して引付衆(ひきつけしゅう)(裁判官)を命じている青砥左衛門尉藤綱(あおとさえもんのじょうふじつな)であった。 . . . 本文を読む
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舌をなくさなければ落語にならない――三遊亭円朝

2024-07-16 | 04-歴史・文化・社会
明治の三遊亭円朝(さんゆうていえんちょう)といえば、並ぶ者なき名人と謳(うた)われた希代(きだい)の落語家である。この円朝が、一日、山岡鉄舟(やまおかてっしゅう)の前で一席しゃべった。ところが鉄舟は気に食わない。「おまえは舌でしゃべるからいけない。舌をなくさなければ落語にならない」といわれ、以後、熱心に参禅し、明治の大禅師、西山禾山(にしやまかざん)にもついて学んだ。 . . . 本文を読む

転ぶたびにひと回り大きくなって起きあがる――越後の雪だるま

2024-07-16 | 08-経済・企業・リーダーシップ
転んでも、そのたびにひと回りおおきくなって起きあがる。それをモットーにした私には「越後の雪だるま」というあだ名がついた。ピンチをチャンスへ。逆境を糧に。もがき苦しみながらも、必死に光明を見いだそうとしてきた80年の歩みをこれからつづってみたい。 . . . 本文を読む

空は空でもむなしい空ではない――山本周五郎

2024-07-16 | 07-宇宙・遺伝子・潜在意識
般若心経の中の『色即是空』につづく『空即是色』に当たると思うが、本来の『空即是色』は、空は空でもむなしい空ではなくて、仏さまの世界のことで、その中に人間の世界が生かされていく、ということなんですよね…… . . . 本文を読む

ついつい、周五郎さんの世界に引っぱりこまれていく――紀野一義

2024-07-16 | 04-歴史・文化・社会
山本周五郎の小説の登場人物を見ると、見るたびにびっくりさせられる。そんな見方があったのか、そんな男の生き方があったのか、そんな女のひとがいたのか、と感嘆させられ、脱帽させられる。 . . . 本文を読む

地政学の5つのキーワード――倉山満

2024-07-16 | 04-歴史・文化・社会
地政学を理解する上でどうしても覚えておいてほしい用語は5つだけ、アクター(関係国)、パワーズ(大国、列強)、ヘゲモン(覇権国)、チャレンジャー(挑戦国)、イシュー(争点)です。日本語があるなら何もわざわざカタカナにする必要はないと言われそうですが、馴染(なじ)みのないカタカナ語のほうが、一般的によく使われる日本語より地政学用語として規定された概念を表現するには適しています。 . . . 本文を読む

山本周五郎の作品が文句なしに好き――紀野一義

2024-07-16 | 07-宇宙・遺伝子・潜在意識
豆を碾(ひ)いてながしただけでは、豆腐にはならない。そこへにがりをおとすと豆腐になるべき物と、そうでない物とがはっきりわかれるのです。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 夫婦同姓が差別される日――阿比留瑠比 》

2024-07-16 | 05-真相・背景・経緯
そもそも、夫婦別姓の賛否と男女共同参画社会の推進とは全く別の話である。彼らは、夫婦別姓では父母のどちらかと必然的に子供が別姓となり、家族の一体感を損ないかねないと危惧する者は、男女平等を追求し、担当相に就く資格はないというものだろうか。憲法が保障する「思想及び良心の自由」(19条)にも「職業選択の自由」(22条)にも反するそれこそ差別的で危険な発想ではないか。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 迫り来る「リベラル全体主義」――阿比留瑠比 》

2024-07-16 | 05-真相・背景・経緯
「リベラル」の本来の意味は「自由を重んじること」や「自由主義的なさま」のことだが、わが国の「和式リベラル」はむしろ正反対である。多様性を訴えながら自分たちだけが気にくわない言論は弾圧し、封じ込めて社会を一色に染めようとする。反論しにくい「平等」「差別は許されない」といった言葉を多用し、異論がある人をも沈黙させる。重んじるのは自身と仲間の権利と自由ばかりで、他者の人権や不自由には関心を持たない。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 皇統途絶えさせる議論――竹内久美子 》

2024-07-16 | 05-真相・背景・経緯
女性宮家とは、もし眞子内親王殿下が宮家の当主となられたら、お相手の小室圭氏が殿下となり、お二人の間に生まれたお子さんが天皇になる可能性があるという極めて危険な制度である。その天皇は女系天皇であり、小室王朝に所属する。これまで続いてきた皇室はこれにて終了なのである。それは日本国の終わりをも意味する。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 海警局の戦術に学べ――エドワード・ルトワック 》

2024-07-16 | 05-真相・背景・経緯
テクノロジーがどのように発展するか、予測をするのは難しい。私の経験からすると、軍事技術において、次に何がくるかを予想することは、ほとんどは無駄に終わる。やらなければならないことは、まだこの世にない技術を予想することではなく、すでに目の前にあり、実現している技術のなかから、何が有用かをみきわめ、採用することなのだ。現代でいえば、ドローンであり、AIによるデータ解析だ。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 ドローンが戦争を変える――エドワード・ルトワック 》

2024-07-16 | 05-真相・背景・経緯
アルメニア陸軍の戦車はロシアのT-72やT-80であり、およそ40トンの鉄の塊だ。紛争地となったナゴルノ・カラバフ地域は基本的に山地や丘陵地帯であり、急な山道を戦車はゆっくりと進むことになった。それに対して、40キロ弱の模型飛行機のようなものが、装甲の薄い戦車の真上から、爆弾を抱えて突っ込んでくるのだ。その爆弾は成形炸薬(さくやく)弾といって、爆発すると8000度にもなるガスによって敵の装甲を破壊、貫通させるのである。このドローンこそ、「歴史を変える」兵器のひとつといえる。 . . . 本文を読む

不都合な真実 歴史編 《 ケネディ暗殺――馬淵睦夫 》

2024-07-16 | 05-真相・背景・経緯
歴史の教訓の一つとしてケネディ大統領暗殺が思い浮かびます。テキサスのダラス市で、白昼堂々と暗殺したわけですが。こういうことはCIAやFBIを抱き込まないと不可能です。当時のニュースで伝えられたような、リー・ハーヴェイ・オズワルドの単独犯でないことはもう明瞭です。当時の映像を観れば確認できるんですが、銃弾は1カ所ではなく、数カ所から撃たれている。ということは単独犯であるはずがない。しかもそのオズワルドは警察署内で射殺されている。 . . . 本文を読む

従軍慰安婦という嘘 《 底抜けに間抜けな日本人――西尾幹二 》

2024-07-16 | 04-歴史・文化・社会
東欧やソ連では間違いなく、ドイツ軍による若い女性の強制連行があった。ドイツへ労働力として連行されるのを拒否したポーランドやルーマニアなどの素人の娘たちは、占領地売春宿での勤務を強制された。そういうことはつまびらかに判明している。まさにあの大戦の最中であるから、国防軍の関与はあまりにも自明の事実で、なぜそんなことがいまさら問題になるのかヨーロッパでは分らない。 . . . 本文を読む

南京大虐殺という嘘 《「南京大虐殺」を教科書に載せるな――藤岡信勝 》

2024-07-16 | 05-真相・背景・経緯
中学校歴史教科書に南京事件はいつから登場したかというと、昭和50年(1975年)使用開始の教育出版の歴史教科書に、「四万二千の中国の住民を殺害するという事件がおこった」という記事が載ったのが最初である。その後、四社、五社と増え、昭和57年(1982年)に「近隣諸国条項」ができてからは全社に拡大した(小山常実『歴史教科書の歴史』草思社)。 . . . 本文を読む