電脳筆写『 心超臨界 』

天才とは忍耐するためのより卓越した才能に他ならない
( ルクレール・ビュフォン )

30年の重みと引き換えに正義を貫く――串岡弘昭さん

2024-07-10 | 03-自己・信念・努力
串岡さんは1973年、運輸水増しなどの闇カルテルをやめるよう会社幹部に直訴。無視されたため74年7月、新聞社に情報提供した後、公正取引委員会にも告発しました。1975年、営業の現場から教育研修所への突然の異動。わずか3畳の小部屋に「隔離」されます。度重なる悔しさから「抗議のためにも会社を絶対に辞めない」と決意。58歳となる今でも、給料は手取りで20万円弱しかありません。結審直前の昨年11月、地裁は部長待遇と解決金支払いを約束した和解案を提示しましたけれど、「判決が出て、内部告発が社会で議論されなければ意味がない」と応じませんでした。 . . . 本文を読む

「難有り」を逆にすると「有難う」――鈴木中人

2024-07-10 | 03-自己・信念・努力
難有りは、ありがとうに繋(つな)がっている。ここに来る子供たちは、人生に難を抱え、恨(うら)みや欲望を抱え、罪を犯した。この学校で、正反対の心になり、感謝の気持ちを持った人間になってほしい。人生の最後に、ありがとうと伝えられる人になってほしい。「難有り」を逆にすると、「有難う」にすることができます。「難」があるからこそ、「有難う」を掴(つか)むことができるのです。 . . . 本文を読む

世界で一番不幸だと考えていたことが、ある人にとっては幸せなのだ――鈴木中人

2024-07-10 | 06-愛・家族・幸福
99年5月。プライベート版『景子ちゃん ありがとう』を読まれた方の感想を、知人より伺いました。「鈴木さんの子供は、天国にいく運命の子供だったけれども、鈴木さんは幸せですね……」と言われたそうです。私は、「子供を亡くした親が、どうして幸せなのか……」と思い、その意味が理解できませでした。 . . . 本文を読む

貧しい人は美しい――バイマーヤンジン

2024-07-10 | 06-愛・家族・幸福
私は主人と義父の喧嘩を見るまで、家族の喧嘩というものを知りませんでした。チベットでは家族の喧嘩が一番の恥とされているのです。その時、私は主人に「喧嘩の理由はともかく、あなたが悪い」と言いました。 . . . 本文を読む

なんで俺ばっかりこんなに苦しめるのか――桜井哲夫

2024-07-10 | 03-自己・信念・努力
「あの時、この世に神様なんかいるもんか、もしいるとしたら、なんで俺ばっかりこんなに苦しめるのかって、毎日考えていた。でも、ある時、おれはこんな状況に置かれなかったらきっと神様のことなんて考えなかった。もしかしたら神様は、俺をこの病気にすることで、その存在を知らしめようとしたんじゃないかなあって思えたの」 . . . 本文を読む

宇宙から地球を眺める――日野原重明

2024-07-10 | 07-宇宙・遺伝子・潜在意識
ユングは、これからの科学は“人の意識”が最重要視され、それが人類を陰から誘導しているオーバー・ソウル(宇宙意識=神)の存在につながるのだ、と懸命に人々に訴えかけます。実際に宇宙から地球を見た人たちの多くが神の存在を意識した、といわれています。日野原重明さんの夢は、宇宙飛行士。仏の存在に限りなく近づこうとする菩薩の修行を思わせる言葉です。 . . . 本文を読む

般若心経を意訳する――公方俊良

2024-07-10 | 04-歴史・文化・社会
般若心経ほど多くの解説書が出されている教典はないと思います。そして解説者は、それぞれ自らの人生に照らして般若心経を意訳してみせてくれます。そうした現代語に意訳された般若心経を読むことも、「偉大なる真実に目覚める智恵の教え」に近づく大きな助けになります。今日は、蒼竜寺住職・公方俊良さんの般若心経を読んでみることにしましょう。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 極左勢力によるアメリカ版文化大革命――島田洋一 》

2024-07-10 | 05-真相・背景・経緯
ニューヨーク・タイムズが2019年から始めた「1619プロジェクト」は、アフリカから第一陣の黒人奴隷がバージニア植民地に着いた1619年こそがアメリカの原点であり、「反黒人的人種差別がこの国のDNA」という視点から歴史を見直そうという試みである。ヨーロッパから白人が侵入し、特に奴隷をアフリカから連行し始めて以来、アメリカは収奪と抑圧と差別にまみれた国だった。こうした極左による歴史戦は、トランプ打倒の政治運動と絡み合っており、毛沢東が中国社会を暴力と混乱の極に陥れた文化大革命のアメリカ版と言える。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 「七奪」の嘘――黄文雄 》

2024-07-10 | 04-歴史・文化・社会
「七奪」は、一・国土、二・主権、三・生命、四・土地、五・資源、六・国語、七・姓名、以上の七つが日本に奪われたという主張である。だが、それは決して史実ではない。これはただ白いものを黒と言い張る、韓国人の「独創」と「独断」の代表的言説だと言っていい。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 日米間にくさびを打ち込む――山内智恵子 》

2024-07-10 | 05-真相・背景・経緯
偽情報を使って、「日本はアメリカに支配されている!」「日本は海外に武力進出するのか!」と、政治不信と安保反対運動を煽(あお)るという筋書きです。自衛隊のPKO初参加のときも、小泉政権の有事法制制定のときも、第二次安倍内閣の平和安全法制制定のときも、こういう煽り方は感心するくらい全然変わっていません。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 三つ巴の戦争――馬淵睦夫 》

2024-07-10 | 05-真相・背景・経緯
ディープ・ステートの本来の敵はトランプ大統領。そして中国も敵扱いするようになっています。トランプ大統領の本来の敵はディープ・ステート。同時に中国も敵です。中国の敵はトランプ大統領。同時にディープ・ステートも敵です。お互いが、自分の敵をやっつけるためなら、ありとあらゆる手段を駆使します。とりわけ、中国やディープ・ステートは、時には非合法手段を使ってでもやり抜く魂胆です。つまり、今、世界ではディープ・ステート、トランプ大統領、中国による仁義なき「三つ巴の戦争」が始まっているのです。 . . . 本文を読む

不都合な真実 歴史編 《 ナチスの殺人は戦争犯罪ではない――西尾幹二 》

2024-07-10 | 04-歴史・文化・社会
ユダヤ人とドイツ人の交渉史の流れからみても、ヒトラーの人種思想はドイツの政治の歴史、あるいは戦争の動機の歴史のなかに突然発現した非連続性の産物であるといえる。人種思想はドイツの第三帝国の成立する前にも、後にも、あれだけの規模で存在したことはないし、実行されたこともない。これはまったく独自の、一回的な特徴であり、本質である。 . . . 本文を読む

悪魔の思想 《 すべてのロシア人が日本を怨み憎んでいた――谷沢永一 》

2024-07-10 | 04-歴史・文化・社会
有史以来、ロシアはいまだかつて一回も戦争に負けたことのない常勝国なのです。それまで常に強運に守られていた天才ナポレオンを、初めて撃退したのがロシアだったではありませんか。海千山千の政治感覚抜群だったビスマルクでさえ、ロシアとだけは戦わないとの自戒を国是としていました。その光栄ある不敗の祖国にただ一回だけ負印(ばつじるし)をつけた日本に、ロシア人がどれだけ憎しみの念を燃やしても不思議ではないでしょう。 . . . 本文を読む

歴史を裁く愚かさ 《 ヴァイツゼッカーは聖者ではない――西尾幹二 》

2024-07-10 | 04-歴史・文化・社会
ヴァイツゼッカー前大統領は、自らの歴史と取り組まない人は自分の現在の立場が理解できない、とかねて口癖のように語ってきたし、今回も語った。私も大賛成である。私も自らの歴史と取り組みたい。日本人である私は当然日本の歴史と取り組む。ドイツの歴史と取り組むのとはおのずと異なる。日本の過去に「ナチス」はない。「ホロコースト」もない。 . . . 本文を読む

日本史 鎌倉編 《 粛清に次ぐ粛清——渡部昇一 》

2024-07-10 | 04-歴史・文化・社会
清盛に反して、頼朝はどうであっただろうか。源氏復興の先駆としてまず平家を京都から追い落としたのは木曽冠者(きそのかんじゃ)源義仲(よしなか)である。頼朝は平家に対して兵を挙げてからも、その進攻はかならずしも順調ではなかった。都を目指して、東海道を攻め上(のぼ)った源行家(ゆきいえ)の軍は、養和(ようわ)元年(1181)の3月、尾張の墨俣(すのまた)川で平重衡(しげひら)の軍に敗れたのである。 . . . 本文を読む