電脳筆写『 心超臨界 』

我われの人生は我われの思いがつくるもの
( マルクス・アウレリウス )

向上心 《 強い「磁力」を持った人たちの生きざまに学ぶ――サミュエル・スマイルズ 》

2024-05-08 | 03-自己・信念・努力
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高邁な精神を持ち活気にあふれた指導者は、自分の道を切り開くだけでなく他人にも同じ道を歩ませる。彼の行動には、ひとつ残らず人格的な価値がある。活力と自立心と、独立独歩の精神とがそれとなく表われ、いつとはなしに人びとの尊敬と賞賛を集め、彼の信奉者にしてしまうのである。ルター、クロムウェル、ワシントン、ピット、ウェリントンをはじめ、偉大な指導者たちには、みなこのように人を引っ張っていく強い人格があった。


『向上心』
( サミュエル・スマイルズ、三笠書房 (2011/5/21)、p52 )
第2章 個性を磨く-――いつも自分に誇りをもてる生き方

◆強い「磁力」を持った人たちの生きざまに学ぶ

活発な意志の力、すなわち自然に湧き出る活力は偉大な人格の真髄である。このような活力があれば人生は生き生きとする。なければ気持ちが弱くなる。気力もなく、人生に失望し落胆するだけである。

「強い意志を持った者と滝は、進むべき水路を自らの力で掘り進んでいく」という格言がある。

高邁な精神を持ち活気にあふれた指導者は、自分の道を切り開くだけでなく他人にも同じ道を歩ませる。

彼の行動には、ひとつ残らず人格的な価値がある。活力と自立心と、独立独歩の精神とがそれとなく表われ、いつとはなしに人びとの尊敬と賞賛を集め、彼の信奉者にしてしまうのである。ルター、クロムウェル、ワシントン、ピット、ウェリントンをはじめ、偉大な指導者たちには、みなこのように人を引っ張っていく強い人格があった。

偉大な指導者は、磁石が鉄を吸い寄せるように、自分と人格がよく似た人間を引き寄せるものだ。たとえばナポレオン戦争で活躍したジョン・ムーアは、将校たちの中から、目ざとくネーピア三兄弟を見分けていた。

兄弟のほうでもその返礼として、ムーアに強いあこがれを抱いたのである。節度ある虚心坦懐なムーアの態度と勇敢さに魅了されてしまったのだ。こうして兄弟は、「この男を手本に行動しよう。できれば肩を並べるまでになりたいものだ」と心に決めたのである。

ウィリアム・ネーピアはのちに外交官となったが、彼の伝記の著者は次のように述べている。

「兄弟の人格形成の過程におけるムーアの影響は著しい。ムーアが、三兄弟の精神的並びに道徳的な素質をすぐに発見したことは、すなわちムーア自身、相手の人格を見抜く鋭い洞察力と判断力を持っていたことを証明する。三人にとって、彼は英雄となるべき偉大な人物だったのである」
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