電脳筆写『 心超臨界 』

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( クリストファー・モーレー )

不都合な真実 《 戦勝国史観は破綻しつつある――江崎道朗 》

2024-11-03 | 05-真相・背景・経緯
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■緊急拡散宜しく『日本を崩壊へ導く「選択制夫婦別姓」問題』
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◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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日本では「日本は悪で、ソ連を含む戦勝国は正義だ」とする戦勝国史観こそが国際社会の常識だと主張する歴史学者が多いのですが、バルト3国やポーランドではこの歴史観は通用しません。「お前らは何を言っているのだ。ソ連のスターリンやアメリカのルーズヴェルトが正義なわけがないだろう。ルーズヴェルトはヤルタ会談で俺たちの自由をスターリンに売ったのだぞ」と鼻で笑われるだけでしょう。


◆戦勝国史観は破綻しつつある

『日本人が知らない近現代史の虚妄』
( 江崎道朗、SBクリエイティブ (2021/12/7)、p92 )

ヨーロッパでの近現代史見直しの動きを、日本はどのように受け止めるべきなのか、という点についても触れておきたいと思います。

第一に、戦後の日本の歴史教科書で描かれた「日本は侵略国家であり、悪い国だが、ソ連は戦勝国であって、いい国だ」といった単純な歴史観はすでに破綻してしまっている、ということを理解すべきです。

日本は1946年5月に始まった東京裁判で「侵略国家」というレッテルを貼られました。ドイツに対して実施されたニュルンベルク裁判がそうであったように、東京裁判においてもソ連は、判事、つまり正義の側に立っていました。

バルト3国をはじめとする東欧・中欧諸国からすれば、ソ連が正義であるような歴史観などありえません。日本では「日本は悪で、ソ連を含む戦勝国は正義だ」とする戦勝国史観こそが国際社会の常識だと主張する歴史学者が多いのですが、バルト3国やポーランドではこの歴史観は通用しません。

「お前らは何を言っているのだ。ソ連のスターリンやアメリカのルーズヴェルトが正義なわけがないだろう。ルーズヴェルトはヤルタ会談で俺たちの自由をスターリンに売ったのだぞ」と鼻で笑われるだけでしょう。

第二に、第二次世界大戦のヨーロッパ戦線において、日本はほとんど無関係です。確かに日本は、ナチス・ドイツと同盟関係にありましたが、実際にヨーロッパ戦線に軍隊を送ったわけではありません。

むしろ、ナチス・ドイツと同盟関係にあったにもかかわらず、ナチスのユダヤ人迫害政策に反対していました。そして、幸いなことに現在、日本のユダヤ人保護政策は高く評価されているのです。

例えばリトアニアにはホロコースト博物館があり、前庭に杉原千畝(ちうね)を「我々の味方であった」と称えるモニュメントが建っています。

杉原千畝の評価については様々な議論がありますが、少なくともリトアニアは、杉原千畝のことも含めて、日本はナチス・ドイツと同盟関係にあったにもかかわらずユダヤ人を守ろうとしてくれた国であり、戦後はソ連によるシベリア・樺太抑留で苦しんだ同じ仲間だと思ってくれているのです。

ラトビアの軍事博物館には、日の丸の旗が飾ってあります。第二次世界大戦後、多くのラトビア人たちがソ連によってシベリア、樺太に送られ、強制労働をさせられました。その時、同じシベリア、樺太にいた日本人たちと知り合いになり、プレゼントされた日章旗を本国に持ち帰ったのだそうです。

ラトビアは、1991年の独立回復後、ソ連の全体主義に苦しめられて助け合った日本人たちは味方である、という理由から日の丸を飾ってくれています。

よって日本としては、戦前からドイツと同盟関係を結ぶことに反対していた政治勢力があったことを対外的に宣伝しつつ、まずは、ナチスのユダヤ人迫害に反対していた史実を国際的にアピールすることが重要だと思います。
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