電脳筆写『 心超臨界 』

明日への最大の準備はきょう最善を尽くすこと
( H・ジャクソン・ブラウン・Jr. )

不都合な真実 《 夫婦同姓が差別される日――阿比留瑠比 》

2024-07-16 | 05-真相・背景・経緯
電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
■超拡散『日本の「月面着陸」をライヴ放送しないNHKの電波1本返却させよ◇この国会質疑を視聴しよう⁉️:https://youtube.com/watch?v=apyoi2KTMpA&si=I9x7DoDLgkcfESSc』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


そもそも、夫婦別姓の賛否と男女共同参画社会の推進とは全く別の話である。彼らは、夫婦別姓では父母のどちらかと必然的に子供が別姓となり、家族の一体感を損ないかねないと危惧する者は、男女平等を追求し、担当相に就く資格はないというものだろうか。憲法が保障する「思想及び良心の自由」(19条)にも「職業選択の自由」(22条)にも反するそれこそ差別的で危険な発想ではないか。


◆夫婦同姓が差別される日――阿比留瑠比・論説委員兼政治部編集委員
(「阿比留瑠比の極言御免」産経新聞 R03(2021).03.04 )

東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗前会長の首を取ったことに味を占めたのか、野党やマスコミによる男女差別解消を錦の御旗にした思想・言論検閲の動きが目立つ。個人の内面にまで平気で手を突っ込み、統制しようという風潮が本当に恐ろしい。

「男女共同参画を進める上で、選択的夫婦別姓は不可欠の最低条件だ」

立憲民主党の枝野幸男代表2月28日、ツイッターでこう述べる動画を投稿したが、勝手に条件をつけないでほしい。

野党はマスコミは丸山珠代五輪男女共同参画担当相が自民党の有志議員とともに、選択的夫婦別姓実現を求める意見書採択を阻止するよう呼びかけた文書に署名していたことを批判している。担当相として不適格だというのだが、その論理は飛躍している。

〈 丸川参画相を批判 〉

そもそも、夫婦別姓の賛否と男女共同参画社会の推進とは全く別の話である。

彼らは、夫婦別姓では父母のどちらかと必然的に子供が別姓となり、家族の一体感を損ないかねないと危惧する者は、男女平等を追求し、担当相に就く資格はないというものだろうか。

憲法が保障する「思想及び良心の自由」(19条)にも「職業選択の自由」(22条)にも反するそれこそ差別的で危険な発想ではないか。

また、丸山氏が政治家として通称(旧姓)を使用していることを挙げ、夫婦別姓に反対するのは矛盾するとの指摘もあるが、これも意味不明である。別姓反対・慎重論者が通称使用にも反対などと決めつけるのは偏見の類いだろう。

内閣府による「家族の法制に関する世論調査」(平成29年度)では、「仕事の上で通称を使うことができれば、不便を生じない」との回答は57.7%で、「それだけでは、対処しきれない不便がある」は41.2%だった。積み上げてきたキャリアを生かし、利便性を確保するために必要な通称使用は、今後もさらに検討、拡大していけばいい。

実際、高市早苗前総務相がまとめた「婚姻前の氏の通称として称するために必要な措置を講ずる」責務などを定め、通称使用をさらに円滑に進める法案もある。

ところが自民党内の夫婦別姓推進派には、この高市氏の案に反対する人もいる。通称使用の幅が広がると夫婦別姓の実用機運が薄れるからだというが、手段と目的がこんがらかっているようにみえる。

〈 危険性指摘も 〉

選択的夫婦別姓なのだから、同姓を選びたい人はそうすればいいだけだけどとの意見もある。枝野氏もそうした見解のようだが、月刊誌「明日への選択」3月号が紹介する『ザ・フェミニズム』(上野千鶴子・小倉千加子著)での議論は、ある危険性を指摘している。

「(選択的)夫婦別姓になったら、まるで夫婦別姓をしている人の方が進んでいて、夫婦同姓の人の方が遅れているみたいになりかねない。そこでまた一つの差別化が行われるわけじゃないですか」

確かに、同姓派が「夫婦同姓を洗濯するなんて…」と白い目で見られる日が来るかもしれない。

かつて夫婦別姓推進派の自民党女性議員は、これに慎重な産経新聞について公の場で「新聞じゃない」と言い放った。異なる考え方を頭から否定する人が求める自由や個人の尊厳とは、一体何だろうか。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 不都合な真実 《 迫り来る「... | トップ | 山本周五郎の作品が文句なし... »
最新の画像もっと見る

05-真相・背景・経緯」カテゴリの最新記事