電脳筆写『 心超臨界 』

人の長所はその人の特別な功績ではなく
日頃の習慣によって評価されなければならない
( パスカル )

地政学の5つのキーワード――倉山満

2024-04-26 | 04-歴史・文化・社会
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地政学を理解する上でどうしても覚えておいてほしい用語は5つだけ、アクター(関係国)、パワーズ(大国、列強)、ヘゲモン(覇権国)、チャレンジャー(挑戦国)、イシュー(争点)です。


◆地政学の5つのキーワード

『2時間でわかる政治経済のルール』
( 倉山満、講談社 (2019/2/22)、p38 )

地政学を理解する上でどうしても覚えておいてほしい用語は5つだけ、アクター(関係国)、パワーズ(大国、列強)、ヘゲモン(覇権国)、チャレンジャー(挑戦国)、イシュー(争点)です。

日本語があるなら何もわざわざカタカナにする必要はないと言われそうですが、馴染(なじ)みのないカタカナ語のほうが、一般的によく使われる日本語より地政学用語として規定された概念を表現するには適しています。

例えば、「アクター」は主体性のある国のことで、国家としての意思や能力のない国はアクターではありません。「関係国」という言葉は普段から使っている一般的な単語なので、漠然と「関係している国全部」と考えがちですが、「アクター」と言うことによって、その混用が避けられます。

アクターの中でも大国をパワーと言い、パワーの複数形のパワーズは列強です。

パワー(大国)は、その国の言うことを聞かないと話がまとまらない国です。現在、世界で最も強い国はアメリカ、ついで中国、3位がロシア、さらに、形式的にはイギリスとフランスが大国ということになっています。

ちなみに、この5大国の共通点は第2次世界大戦の戦勝国で、国連常任理事国で、核保有国であるということ、イギリスとフランスの力が急速に落ちてきたので、EU(ヨーロッパ連合)などを作り、実質的にはヨーロッパとしてひとつにまとまって、ロシアにつぐ4位をかろうじて占めています。

ヘゲモン(覇権国)はパワーズの中でも最強の国、現在ならアメリカです。

チャレンジャー(挑戦国)はパワーズの中でヘゲモニー(覇権)を奪おうとしている国、たいていはナンバー・ツーの国です。かつてのソ連、現在の中国がこれに相当します。

他の大国・小国はヘゲモン陣営とチャレンジャー陣営に分かれます。どちらにつくのか、どちらにもつかないのか(中立)は、ふつうは地理的条件やバランス・オブ・パワー(勢力均衡(きんこう))次第です。
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