電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
■超拡散『日本の「月面着陸」をライヴ放送しないNHKの電波1本返却させよ◇この国会質疑を視聴しよう⁉️:https://youtube.com/watch?v=apyoi2KTMpA&si=I9x7DoDLgkcfESSc』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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テクノロジーがどのように発展するか、予測をするのは難しい。私の経験からすると、軍事技術において、次に何がくるかを予想することは、ほとんどは無駄に終わる。やらなければならないことは、まだこの世にない技術を予想することではなく、すでに目の前にあり、実現している技術のなかから、何が有用かをみきわめ、採用することなのだ。現代でいえば、ドローンであり、AIによるデータ解析だ。
◆海警局の戦術に学べ――エドワード・ルトワック
『ラストエンペラー習近平』
( エドワード・ルトワック、文藝春秋 (2021/7/19)、p136 )
中国の海軍力で実際的といえるのは、海警局が保有する巡視船だ。大型船とされる満載排水量1000トン以上のものだけみても、2012年は40隻、14年は82隻、20年は131隻と増え続けている。この巡視船に機関砲なども搭載し始めているが、それ以上に実戦的なのは「体当たり」戦術である。海警局の大型巡視船は体当たり用に強化されており、漁船は言うまでもなく、海上保安庁の巡視船でも大破もしくは沈没してしまう。
かといって、米軍や海自の艦船が、体当たり攻撃を仕掛ける海警局の巡視船を追い払おうと武器を使用した場合、中国は「軍艦でもない巡視船に先制攻撃を行った」と主張するだろう。つまり、水上艦が「標的」となった事態を、逆に利用しているのである。その意味で、中国海警局は、いま新しい海軍力のパイオニアなのだ。
そこで私が提案するのは、彼らのやり方をコピーすることだ。たとえば10万トン級の安いタンカーを改造して海上保安庁の船として使えばよい。これは尖閣諸島を守るだけではなく、たとえばベトナムのカムラン湾に派遣して、そこに居座らせてもいい。ベトナムは日本にとって、中国と最前線で対峙してくれる最高の同盟国である。菅首相はベトナムと防衛装備品の移転について実質合意したばかりだ。日本の海保の船がカムラン湾に配備されているというだけで、中国に対するプレッシャーになる。
◆目の前の技術を活用せよ
このように軍事テクノロジーの歴史を見たときに、いくつかの教訓が導ける。
まず「歴史の流れを変える」兵器はめったに登場しないということだ。そして、軍隊という組織は、それまでのシステムにない技術の導入に対し、必ず抵抗することである。そのため、画期的な技術ほど、メインストリームでなく、周辺的な場所で発見されることが少なくない。
テクノロジーがどのように発展するか、予測をするのは難しい。私の経験からすると、軍事技術において、次に何がくるかを予想することは、ほとんどは無駄に終わる。やらなければならないことは、まだこの世にない技術を予想することではなく、すでに目の前にあり、実現している技術のなかから、何が有用かをみきわめ、採用することなのだ。現代でいえば、ドローンであり、AIによるデータ解析だ。
これから新しい有人機を開発しようとすることは、テクノロジーを無視しているとしか言いようがない。いまこの瞬間に有人機の開発は止めるべきである。同じことは水上艦についてもいえる。
私たちはドローンとAIという「新しい機関銃」の時代に立ち会っている。このような軍事技術における劇的なターニングポイントは、そうそう発生するものではない。この曲がり角に気がつかず、従来の運用に頼って直進を続けたら、待っているのは大クラッシュでしかない。
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
■超拡散『日本の「月面着陸」をライヴ放送しないNHKの電波1本返却させよ◇この国会質疑を視聴しよう⁉️:https://youtube.com/watch?v=apyoi2KTMpA&si=I9x7DoDLgkcfESSc』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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テクノロジーがどのように発展するか、予測をするのは難しい。私の経験からすると、軍事技術において、次に何がくるかを予想することは、ほとんどは無駄に終わる。やらなければならないことは、まだこの世にない技術を予想することではなく、すでに目の前にあり、実現している技術のなかから、何が有用かをみきわめ、採用することなのだ。現代でいえば、ドローンであり、AIによるデータ解析だ。
◆海警局の戦術に学べ――エドワード・ルトワック
『ラストエンペラー習近平』
( エドワード・ルトワック、文藝春秋 (2021/7/19)、p136 )
中国の海軍力で実際的といえるのは、海警局が保有する巡視船だ。大型船とされる満載排水量1000トン以上のものだけみても、2012年は40隻、14年は82隻、20年は131隻と増え続けている。この巡視船に機関砲なども搭載し始めているが、それ以上に実戦的なのは「体当たり」戦術である。海警局の大型巡視船は体当たり用に強化されており、漁船は言うまでもなく、海上保安庁の巡視船でも大破もしくは沈没してしまう。
かといって、米軍や海自の艦船が、体当たり攻撃を仕掛ける海警局の巡視船を追い払おうと武器を使用した場合、中国は「軍艦でもない巡視船に先制攻撃を行った」と主張するだろう。つまり、水上艦が「標的」となった事態を、逆に利用しているのである。その意味で、中国海警局は、いま新しい海軍力のパイオニアなのだ。
そこで私が提案するのは、彼らのやり方をコピーすることだ。たとえば10万トン級の安いタンカーを改造して海上保安庁の船として使えばよい。これは尖閣諸島を守るだけではなく、たとえばベトナムのカムラン湾に派遣して、そこに居座らせてもいい。ベトナムは日本にとって、中国と最前線で対峙してくれる最高の同盟国である。菅首相はベトナムと防衛装備品の移転について実質合意したばかりだ。日本の海保の船がカムラン湾に配備されているというだけで、中国に対するプレッシャーになる。
◆目の前の技術を活用せよ
このように軍事テクノロジーの歴史を見たときに、いくつかの教訓が導ける。
まず「歴史の流れを変える」兵器はめったに登場しないということだ。そして、軍隊という組織は、それまでのシステムにない技術の導入に対し、必ず抵抗することである。そのため、画期的な技術ほど、メインストリームでなく、周辺的な場所で発見されることが少なくない。
テクノロジーがどのように発展するか、予測をするのは難しい。私の経験からすると、軍事技術において、次に何がくるかを予想することは、ほとんどは無駄に終わる。やらなければならないことは、まだこの世にない技術を予想することではなく、すでに目の前にあり、実現している技術のなかから、何が有用かをみきわめ、採用することなのだ。現代でいえば、ドローンであり、AIによるデータ解析だ。
これから新しい有人機を開発しようとすることは、テクノロジーを無視しているとしか言いようがない。いまこの瞬間に有人機の開発は止めるべきである。同じことは水上艦についてもいえる。
私たちはドローンとAIという「新しい機関銃」の時代に立ち会っている。このような軍事技術における劇的なターニングポイントは、そうそう発生するものではない。この曲がり角に気がつかず、従来の運用に頼って直進を続けたら、待っているのは大クラッシュでしかない。