今日は、オレンジのポマンダーをご紹介したいと思います。
ポマンダーはそれぞれ香りを嗅ぐと、「ふぅん・・ これは何の香りだろう・・?柑橘系ってことだけはわかるけど。」とか「スパイシーってことだけはわかるけど。」というように、一言では言い表せない香りが多いのですが(当たり前ですけれどもね。何種類ものハーブが配合されていますから)、このオレンジだけは嗅いだとたんに、「あ!オレンジだね~」というストレートなオレンジそのものの香りがします。みかんではなくて、サンキストオレンジって感じの香り。
このオレンジは、B26「ハンプティ・ダンプティ」と同じような効用があり、深いショックやトラウマがあるときなどに良い、とされます。
また、精神的なことでなく、肉体的な疲れも癒してくれます。
私は、疲れて夜深く眠りたい、と言う場合もラベンダーの香りはあまり好きではないので、このオレンジのほうが癒されすこやかな眠りにつくことができます。
そのほかにも「今日はゴルフで疲れた~」とか、「何にもやっていないんだけど、何でだろう?何か疲労感がある」というときなども使うので、結構オレンジの使用頻度は高いです。
「オレンジ」とは肝臓を表わす色です。
肝臓とは、自分の体にとって必要なもの、必要でないものを選り分ける仕分け作業を行う場所です。そして必要でない、と決めた老廃物はどんどん体外に排出します。
オレンジも同様の効果を促す色だと言われています。
「人であれ、モノであれ、自分にとって必要だ、必要でない」ということを本能的に選り分けさせてくれる色だ、ということです。
事実、オレンジがソウルカラーだなぁ、と思う人は選り分けが非常に上手な人である場合が多いように思います。
「選り分ける」というとちょっと表現が過激で、冷酷無比のような感じがしますが、そうではないんです。
ごく自然に、本能的にそれをやれる人なんです。物事の本質を即座にとらえて、洞察力、直感力にすぐれている、と言いましょうか。
ま、確かに我が強く、人に任せることが嫌いで、自分で何でもやってしまいたがるので自己中心的にみられるきらいは否めませんが・・・
この「選り分け上手」ということと、B26が「ショックボトル」と呼ばれ、深い落ち込みやトラウマを癒す色、ということとは一見全く関係がないようでいて、実は1本線上に結ばれている原理なのです。
というのは、「選り分けをする」ということは、「選択をする」ということとほぼ同義語です。
選択をする、ということは、同時に何かをあきらめたり、捨てたりすることでもあります。
そこにはなんらかの挫折やショックが伴ってきてしかり、です。
感受性が強いので、そのぶん、傷つきやすい。失敗することに対する恐怖心も持っているのだけれど、自分の人生で選り分けをしていく、ということを選択した人は、そういう面も持っているのです。
「オレンジの人」を突き動かす原動力は「向上心」です。
何かを達成して人から注目されたり、名声や地位を手に入れたいと思っています。「私は評価されている」という実感、充足感がオレンジの人には圧倒的に必要なのです。その達成目標がわかりやすく単純なことであるほど、オレンジの人はほかの人からみると、猪突猛進で、人生の機微には疎い、心のひだのようなものはわかってくれない単細胞の人にみえるかもしれません。
ただオレンジの人にとってみれば、自己主張が明確で、前向きなチャレンジャーであるだけなのですが。自分にとって必要なことだ、と思えばどこまでも頑張れる人です。
また、オレンジは初期のキリスト教会では、「栄光、美徳、大地の色」を表わしました。それは他人に影響を与え、支配したい、という願望の色でもあります。
なので、オレンジの人は、周囲のすべての環境に勝利しようとするために精神を肉体に従わせようとします。それはまるで動物界で自分が最も賢く、最も強いとみなすためのようです。
肉体的な勇気を要求されるチャレンジ、スリルや興奮が大好きです。
そのようにして、他人の尊敬や恐れを集めますが、他人が自分の行動をどう思おうと全く関心を払いません。行動はすべて他人のものではなく、自分自身のためのものだから。
そういうわけで、オレンジの人はこの初期キリスト教会の色の意味からしても、徹頭徹尾自己中心的に見えるため、孤立しやすく、事実、チームプレイは苦手、という面があります。
有名人で、「オレンジの人」と言われるのはヒラリー・クリントン氏です。
納得できますか?
まぁ、我々はアメリカ国民ではないので、海外ニュースのコーナーでたまにお目にかかる以上に彼女の本質に迫れるわけではないと思いますが。
オレンジは赤と黄を混ぜてできる色なので、赤のメッセージと黄色のメッセージの両方を持ち合わせています。
赤は「情熱的、パワフル、エネルギッシュ」、黄色はまた、イエローのポマンダーをご紹介するときに詳しく説明しますが、「神経を細やかに使う人」なので、その両方を持ち合わせているといわれると、「パワフルでエネルギッシュに事と進めながらも、周到に神経を使い、こまやかに周囲の状況も把握している人」という意味においては、何となくヒラリー・クリントン氏を言い表しているような気がしますね。
今回もスーザン・シュムスキーの「オーラ・ヒーリング」より、オレンジの色が働きかける影響として、「助長する」ことには、「勇気、共感、精神的澄明、交際術、内面の強さ、洞察力、他人への敬意、楽観主義、友好性、創造的なアイディア、食欲、骨の成長」などがあります。
なので、
☆ 勇気をふるいたたせたいとき
☆ なにかに共感したいとき
☆ 精神的に澄んだ気持ちになりたいとき
☆ 人とうまく交際していきたいとき
☆ 内面が強くなりたいとき
☆ 洞察力を深めたいとき
☆ 他人に対する敬意を払えるようになりたいとき
☆ 自分が悲観的になっているな、と思い、もう少しラクに生きたいな、と思うとき
☆ みんなと仲良くやっていきたいとき
☆ 創造的なアイディアが湧き出す状態にしておきたいとき
☆ 食欲がないとき
☆ 成長期にあるこども、あるいは骨粗しょう症が疑われる年齢にさしかかったとき
などにオレンジのポマンダーは有効だといえそうです。
そのほかに「癒す」ものとして、「筋肉痙攣、声帯周辺、残虐性、過去へのこだわり、破壊的傾向、習慣的パターン、不信、腸内ガス、不安、偏見、疑い、呼吸系、批判的な傾向」などがあります。
なので、
☆ 筋肉が痙攣を起こしそうなとき(あるいは起こしたときの緩和)
☆ 呼吸系、声帯周辺に異常を感じたとき
☆ 残虐な気持ちや破壊的な気持ちを抑えるのに
☆ 過去にどうしてもこだわってしまうとき
☆ どうしても習慣的なパターンから抜け出せないとき
☆ 人に対して不信がつのるとき
☆ 腸内にガスがたまっているとき
☆ 何かわからないけれどもやもやとした不安を感じるとき
☆ 自分が偏見や疑いを抱いてしまう傾向があるな、と思ったとき
☆ すべてにおいて批判的な傾向があるな、と思ったとき
などにも良さそうです。
反対に、「悪化させる」こととして、「わがままかって」「享楽主義」「過食」「浅薄性」「依存」「社交家」とありますので、
☆ 自分がわがままかってになっているな、と感じるとき
☆ 享楽主義に走っているな、と思うとき
☆ 過食傾向にあるときの食事前
☆ 思慮深くないな、と思うとき
☆ なんらかのものや人に対して依存性があるとき
☆ やたら人が集まる場所にでかけるのが楽しくて仕方がないとき
などは、その傾向をさらに悪い意味で助長させることがあるのでやめておいたほうがよいでしょう。
この記事を読んで、オレンジポマンダーが使ってみたくなった人は、是非「オーラソーマヒーリングサロン 些々羅」までご一報ください。
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