BSPのプレミアムドラマ「グレースの履歴」を見てます。これは、海外旅行先で事故死した妻が出発前に自分に内緒で訪れていた場所とその秘密を、残された愛車のカーナビ履歴から辿るという男の物語。「カーナビの履歴」というのを、うまくドラマに組み入れてストーリーのキーにするというアイディアは現代風で良いですね。
主人公は、元々運転ができなかったのが妻の「車は捨てないで欲しい」という遺言により、その愛車に乗るようになる設定で、滝藤賢一が演じています。急死した妻は尾野真千子。
その愛車はクラシックカーというか、ホンダのS800という車なので当然マニュアル車。三話目では、ただでさえ不慣れな運転をしていたところ交通渋滞に巻き込まれ、半クラッチの連続でいらいらするというもの。そのシーンを見てるうちに「そういえば、私は今もマニュアル車を運転できるだろうか。」と思ってしまいました。
私はというと、昭和38年生まれで高校卒業と同時に免許を取得した一般男性であって、その時は当然マニュアル車でした。その後毎日運転するようになったのは就職してからで、90年代前半にはAT車に変わったと思います。
ということは、マニュアル車を運転してたのは6～7年であって、その後30年ほどAT車なわけで、もうずいぶんクラッチを踏んだことがありません。自転車は一旦乗れるようになったら何年も乗らなくても乗れるということがありますが、もしかしてこの場合も同じ感じはありますでしょうか。マニュアル車に乗ってた頃は、営業で月間3000Kmは軽く走ってたし。
それはそうと、このドラマは大変面白いので残念ながらこれまでを見逃した方は再放送か一挙放送があるときに是非どうぞ。ちなみに「グレース」というのは亡き妻が車につけた愛称。いろいろしゃれたドラマですね。ちょっとあれを運転してみたくなったりします。