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確実に悪夢の素です>連続ドラマW「鵜頭川村事件」

2022年10月10日 | ドラマレビュー

 WOWOWで放送していたドラマ「鵜頭川村事件」見ました。全6話です。番組サイトによるみどころは「主演・松田龍平×監督・入江悠、11年ぶり2度目のタッグ!大雨で孤立した絶望の村から無事帰ることはできるのか……。壮大なスケールで描く、極限のパニック・スリラー。」というもの。

 舞台は産廃処理施設しか産業のない長野県の過疎の村で、二つの一族が対立する中、青年団と産廃業者の一家でもにらみ合いが常態化し、エイキチという名の神の祭りや謎の儀式があるというピリピリした日常であるという最近では珍しい感じのスリラーでした。たたりがあるという声もあって、金田一先生が出てきそうな感じで。

、主演は松田龍平、他の出演者は蓮佛美沙子、伊武雅刀、工藤阿須加、綾田俊樹、山田杏奈、荒川良々、眞島秀和などなど。荒川良々がいなければ一切コミック要素がない展開で、役者さんの顔ぶれだけでも怖そうな。

 それでドラマとしては、松田龍平が行方不明になった妻(蓮佛美沙子)を探しに来た村で、祭りの準備の最中にいきなり乱闘が起きたり、大雨の被害で村が孤立したり停電になったりと、これでもかというほど不安感を煽ります。人もいっぱい死にますし、これは確実に悪夢を見そうな。

 ただし、色々と展開には無理があった感じがして、原作はどうだったか気になったのですが、Wikipediaによると時代背景も登場人物の設定も相当変えてあるそうです。一連の殺人事件の犯人と殺害理由も原作と異なるそうで、こうなったらタイトルが同じだけで話としては別物ですね。とはいえ、ここで原作を読んでみると、さらに悪夢の素を増やすだけなので、私は遠慮しときます。ただ、久しぶりにこういうこってりした感じのジャパニーズホラーを見ました。そういう意味では制作陣にはアッパレをあげましょう。怖いものを見たい方は、再放送の際には是非どうぞ。一緒に悪夢を見ましょう!