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一番好きだったギタリストが逝ってしまいました

2016年02月10日 | ギターと楽器のこと

 ギタリストの松原正樹さんが癌で亡くなったそうです。私にとって一番好きなギタリストでした。中学生の頃にヤングギターか何かの記事で見た記憶があって、その存在を知ったのですが、その音を意識したのは尾崎亜美さんのアルバムでした。

 私が初めて買った尾崎亜美さんのアルバムは「Little Fantasy」で、そこではタイトルチューンと「Blue City」という2曲で松原さんがリードを弾いてました。当時の亜美さんのアルバムは基本的に鈴木茂さんが弾いてて、曲によっては松原さんも弾くという感じでした。

 そして何より「プリズミイ」というアルバムでの「白夜」という曲。この曲のギターで一気に松原さんのファンになりました。ギターソロというよりはオブリガードだけなのですが、「なんと曲の雰囲気にあったフレーズ、音色! 素晴らしい!」と思って。

 さらにさかのぼるとアルバム「ストップモーション」でも「悪魔がささやく」「もどかしい夢」など、「いいな」と思うギターソロはことごとく松原さんの演奏でした。

 松原さんの音については聞いたこと無い人はいないと思いますが、世間一般では「恋人がサンタクロース」「六本木純情派」「渚のバルコニー」などが代表曲に挙げられます。ただ、本当に数え切れないほどの曲で演奏しているので、知らず知らずに耳にしてる人は多いでしょう。キャンディーズの「微笑がえし」も松原さんだと知ったのはほんの数年前でした。キャンディーズの曲では「インスピレーションゲーム」も素晴らしい演奏だと思います。

 享年61歳と聞くと現代の平均からすると早過ぎます。亜美さんの曲でいうと、そもそもデビュー曲の「冥想」が松原さんでしたから、あの当時二十歳そこそこだったんですね。40年以上常に第一線で活躍したギタリストは松原さんしかいないのではないかと思います。私はパラシュートのファンクラブに入ってたくらいなのですが、とにかく松原さんが好きでした。ご冥福をお祈り致します。合掌。悲しい…。