CSで録画した映画がたまってきたので何本かまとめて見ることに。まずは「野獣死すべし」。ご存じ松田優作主演のハードボイルドもので私は初めて見ました。1980年の映画ですが公開日はなんと私の17歳の誕生日。(年齢は計算しなくてよろしい) が、それで別に縁を感じるわけではなく、途中から「なんじゃこりゃ?」と思いながら、ラストも「なんじゃこりゃ?」で終わりました。松田優作の演技には鬼気迫るものがあって当時スクリーンで見た人は相当迫力を感じたでしょうが、どういう背景でああいう人格になってしまったのかというのが今一つわからずなんかのめり込めないものがありました。なによりも映画のポスターが松田優作が小林麻美をかき抱くシーンだったので、てっきりそういうシーンがあるのかと思ったら大間違い。当時は高校生だったのですが市内に映画館はなく、友人でこれを見た奴はいなかったような。妻は公開当時に映画館で見たそうですが内容はほとんど忘れてたような…?
次に見たのが「股旅」。1973年のATG映画。監督が市川崑、主演が小倉一郎、尾藤イサオ、萩原健一という面々。なんか個性的な出演者なので迫力ある型破りな時代劇かと結構期待して見始めたのですが、実は途中で脱落(すなわち寝落ち)してしまいました…。もう一回ちゃんと見た方がいいというご意見が多ければ再度検討します。勝手な期待をしてた私が悪いのであって、そういう作品だと知っておけばまた覚悟も違ったのでしょうが。
最後が「帝都物語」。1988年1月公開の一応SF映画ということになりますでしょうか。前から知ってはいたもののついに見る機会が無く今回初見です。感想としてはすごく面白かったです。当時映画館で見たとしても楽しめたのではないかと。嶋田久作の存在感は物凄いものがあるし、あとは原田三枝子がやたらとかっこよかったと。あとは姿晴香という女優さんも凄く綺麗だと思ったのですがこの人は宝塚出身なのですね。なんかこれ以降映画の主演とかしてないようで、もったいないですね。今見ると蒼井優に似た感じですが、この人の方がはるかに綺麗です。大人の感じだし。こちらについては原作も読んでみたい気がしました。
しかし、なんか最近映画見るよりはドラマ見る方が充実した気分になるのですが、映画はやっぱり映画館で集中して見るべきなんでしょうね。自分の部屋で見てると大事なシーンを見逃したりしてて意味がわかんなくなったりもするし。ということで、私の評価はあまり参考になさらないように。って、誰も気にしないでしょうけど。