今日は私にとって「年に一度、大手を振って女子高に入っていける日」でして、おまけに歓迎されたりもします。そう、娘1号の文化祭なのでした。本日のお供は妻と娘2号。文化祭というくらいですから文科系クラブが主役で、娘1号もステージに立ったりしました。
ここの高校はバトン部とかマーチングバンドが人気でして、それらの中庭での発表の時は黒山の人だかり。(純度100%の運動音痴である娘はどちらのクラブでもありませんが…)
そのマーチングバンドを見ているときのこと。なにしろ人が多いので我々3人は校舎の壁にはりつくようにして立ってたのですが、観覧場所を探してうろうろしていたらしい中年男性が、妻の前に立ちはだかるようにヌッと現われました。
そのおじさんは妻より確実に大きいわけで当然見えなくなったわけですが「ちょっと見えないじゃない!」と言っていきなり刺されたりするのもかなわないので、それとなくプレッシャーをかけることに。
まず私がおじさんの後ろにピッタリ寄り添うように立って体温を感じさせます。さらにおじさんの左の首筋あたりに顔を近づけて熱い鼻息を吹きかけるという作戦。今日も日中は暑かったので、これをやればおじさんも鬱陶しさを感じるはずと思ったら、案の定その通り。
人の気配を感じたのか私の加齢臭に耐えられなかったのかはわかりませんが、おじさんはふいに左側から振り向いて至近距離に私がいることを確認しギョッとした様子。(まぁあやうく頬にチューしてしまうところでしたが) 果たして、おじさんはいたたまれなくなったらしく移動していきまして、私は妻と娘2号にガッツポーズを出しました。
この作戦はなかなかいけますが、これは私が汗臭くてなおかつ加齢臭という名のフェロモン(?)を持ち合わせていたからこそできる技。そこで、いつでも誰でもこれができるようにと考えたのが新商品です。
商品名は「悪臭にんにくパワーDX」とでもしましょうか。すなわち、満員電車で必要以上に他人に近寄られた場合、セクハラ要注意の上司とオフィスで二人きりになってしまった場合、あまり好きじゃない相手と二人だけで出かけることになってしまいキスでも迫られたらたまらんと真剣に悩む場合などに、かばんから一粒取り出して口に含み深呼吸するだけで常人には近寄りがたいような悪臭を放つトローチというのはいかがでしょう。
悪臭の元はニンニクをはじめ、ニラ、生ネギ、エシャロットなどの食用成分をはじめ、鼻の臭い、足の臭い、腋臭など、科学的に合成された成分をふんだんに含んでいると。これさえあれば、満員電車の中でもあなたの周りにはいつしか空間ができることは間違いなし。
問題は服用した本人自体が悪臭に耐え切れず戻してしまうことですが(キタネー)、それはそれとしてその臭いも取り入れれば効果は倍増という気もします。これは大ヒット間違いなしです。どなたか商品化しませんか? その際利益は山分けでお願いします。どーですか、お客さん。
それにしても、戻すといえば(?)下呂温泉にはこういうお菓子もあるようですが(二段目左です)、味と香りが気になります。(ネタ元はVOWですけど)