子どもが真似しまっさかい

　結局解雇されてしまった大相撲の兄弟力士ですが、簡易検査で陽性がでた後に「絶対やってません！！！」とキッパリ言っていました。あれだけ堂々としてると「もしや濡れ衣では…」と思わせられたりしましたが、得られた教訓としては「ウソつくときは堂々とつけ！」ということでしょうか？　って、…違いますか？　そうですか。

　結局「すぐばれるウソはつきなさんな」ということですが、なんにしても人前というかカメラの前で堂々とウソついてシレっとしてる姿が全国に流れたわけで「子どもが真似しまっさかいやめとくんなはれ」というところです。

　今回の騒動については、簡易検査が陽性だったことについて検査キットの発売元は「あくまでも簡易検査ですので疑陽性はあります」と控えめだったのですが、どっかの薬学部の先生は「簡易検査と言っても３回も陽性が出たのなら、精密検査でも出るんじゃないですか？」と言ってました。まさしくその通りだったわけで、さすが専門家は違います。

　大人たるもの自分の言ったことに責任は持たねばならないので、適当に出まかせでごまかすのはよくないなぁと。とはいえウソとか間違いでも本人が「絶対ホント」と思ってる場合は余計タチが悪いですが。

　で、「あの人はこういった」という事では今もひっかかっているのが小泉元首相の秘書官だった飯島氏のこと。テレビ番組で森永卓郎氏と議論してたのですが、この春からの保険制度の問題点について指摘され「制度自体はなんの問題もない。問題があったのは充分な説明がなされなかった点だけだ」と言い張ってました。

　どの辺がどうなって現在の状況になっているのか詳しいことはわかりませんが、企業の健康保険組合が破綻してしまうニュースがいくつか伝わってきてます。おそらく今後も出てくるのでしょう。それでもあの人は「説明が足らなかっただけ。制度に問題はない。」と言い張るのでしょうか。

　まぁ今のあの人は別になんの権限もないわけで、都合悪くなれば出てこなくなるだけなんでしょうけど、ああいう輩をありがたがって出演させるテレビ局も問題あるとは思いますね。

　なお、「堂々とウソをつく」と言えばこれまでで最大なのはオウム真理教で、あとは北朝鮮政府、中国共産党などと続きます。