今日のひとネタ

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引越しにまつわるエトセトラ

2002年01月14日 | 日記・雑記・ただの戯言
 4年ほど前に引越しをした時の話。その時は近所への引越しでした。要するに、借りていた家のボイラーは壊れるは、鍵は壊れるは、庭に害虫は来るはで、とにかく住まいを変えようとすぐ近くに引っ越したわけです。で、妻の昔からの友人がたまたま近所に住んでて、荷造りを手伝いに来てくれました。まず、整理タンスの中身を箱詰めしようとして「いや、私ここはできないわ。」というので、妻が「え、なんで?」と聞くと、「だって、コンちゃん出てきたら困るから。」ですって。

 ということは、そちらのご家庭ではそういう所にしまってあるのでしょうが、我が家では何処においてあるかという質問にはお答えいたしません。なお、私はビールは生が好きですが…(以下自粛)

 夕べはWOWOWで山口百恵の映画を一挙3本上映してました。それも、「絶頂」、「春琴抄」、「伊豆の踊り子」という時代物。私は、この辺の世界をどうしても受け付けないのですが、妻は「ちょっと見てみるだけだから」と言ってビデオに撮ってから、「絶頂」を“ちょっと”どころかしっかり最後まで見ておまけに泣いてやんの。しかしあれですね、あの映画は途中三浦友和が全然出て来ないし、最後の方は山口百恵が病床に臥せってる場面ばかりで、映画にするにはなかなか難しいでしょうね。寝てるときの顔っていうのは、立っているときと重力の関係で表情が変わって、余程の美人でもあまり綺麗に見えませんから。いずれにしても演技とか演出はしにくいでしょう。

 それと「春琴抄」は、どうも下手な関西弁ばかりが目立って違和感バリバリ。「こ、こいさん!こっちへ来いさん!」「サスケ!何をサスケ!」とかいう奴ですよね。ああいうコテコテの世界には付き合いきれません。何度も言いますが、ショッキングな歌詞(「あ~なたに~女の子の一番~大切な~アレをあげるわ~」とか)で世のおぢさん達をびびらせて、次は純文学作品の映画化で女子中学生を泣かせて、ついでに「ロックンロールウイドウ」を歌ってロックシンガーになったつもりとかいうのについていけないわけです。なんか、高級割烹にいって、刺身の後にマーボードウフが出て、酒はドンペリで、メインディッシュはステーキとお好み焼きで、デザートは栗羊かんで、最後にコーヒーも出るような感じ。あるいは場末の温泉旅館の「女剣劇ショー」みたいに、チャンバラの後にウエディングドレスに着替えて歌謡ショーがあって、そんでもってお色気もありみたいな。

 ただ、あれだけ山口百恵の歌から映画からドラマまで大ヒットしたという事は、そういうのが好きな人が多いのでしょう。ということは、今年あたり浜崎あゆみに時代劇のお姫様をやらせて、歌は畑中葉子の「後ろから前から」のカバーをやらせれば大ヒット間違いなし。ど~ですか、お客さん? …あ、ところで最初の映画のタイトルはもしかして「絶唱」ですか? 「あそこの奥さんは“絶頂”で泣いたらしい」という噂が広がると困っちゃいますね。


※この記事は、当時@niftyのホームページサービス「@homepage」上で開設した「太陽別館・午前零時の旋律/今日のひとネタ」に掲載した記事をgooブログに転載したものです。記事を書いた当時はまだgooブログサービスが存在していませんでしたが、「@homepage」が廃止となったため、過去の記事の保存の目的で行ったものです。その辺の事情はご了承いただいた上でご覧いただければ幸いです。