ばあさまの独り言

ばあさまから見た世の中のこと・日常生活のこと・短歌など

マスコミと政治について思うこと

2009年04月10日 | 随筆・短歌
 テレビやラジオ、新聞や雑誌、インターネット等私達の身の回りにはいろいろな情報が溢れています。
 どの報道が正しく、どの報道が間違っているか、私達は注意して、見聞きしないといけない時代になっていると言えます。決して漏れてはいけない筈の処からリークされたり、それも何やら意図的だったり、ある政治団体の報道にばかに偏ったり、真実や公平がどの報道にあるのか、疑わしく思われます。知らず知らずに洗脳されて行く恐ろしささえ感じます。
 先の大戦の時は大本営発表という、国民に目隠しをさせた報道にすっかり騙されていた痛い思いもあって、その後報道関係者は公明正大な報道を旨としている筈なのですが、いつの間にか国民の意思を、彼等が意図する方向に導こうとする報道がなされる場合があるように思うのです。
 これは、単に報道ばかりでなく、テレビのコマーシャル等にも大いに疑問のものがあります。効くのか効かないのか、はっきりしたデータのない商品や、サプリメントなどを派手に宣伝して、多くの人がさして疑問も持たず、購入しているようです。保険にしても、謳い文句は立派で、「今すぐお電話下さい」等といっていますが、いざ支払いとなると中々支払ってくれず、困っている人も多いと聞きます。我が家でも夫がずい分以前に車の貰い事故に遭って通院しましたが、当然事故ですから、保険の支払いがあるものだと思っていましたら、「通院7日以上の場合」と但し書きがある事を後で知って、6日の通院だったので、驚いた事があります。身体がどうかなった訳でなく、少し痛い思いをしただけなので、別に保険金など貰わずともよかったのですが、保険とはそういう物だという良い勉強になりました。
 少し話がそれました。政治家が違法な献金を受け取った場合、「返せば良いでしょう」とばかりに行動していますが、泥棒もバレたら返せば罪にならないのでしょうか。変な理屈ですね。
 私達が日本国民として、平和で安定した暮らしが出来るように、政治家は努力しているはずですが、中には到底そうとは思えない政治家の何と多いことでしょう。
 今回の補正予算にしても、国民の税金で一年間だけの補助などという、不可解なお金のばらまきをして、私にはこれでは選挙の為の買収としか思えません。私達が政治に関与出来る機会は、唯一選挙しかないのですから、国民の為に考えて行動する政治家を選ぶよう、じっくり考えて後悔しない投票をしたいものだと思っています。
 様々な報道を見聞きして、何が真実かを見分けることは難しいですが、それでもそのような心を常に持っているのといないのとでは、自ずと自立した国民としての行動が変わってくると思っています。柄にもなく偉そうなことを言ってしまいましたが、近頃とみにそう思うのです。皆さんはどの様に感じておられますか。