03月09日 11時25分 滋賀NHKNEWSWEB
びわ湖の春の観光シーズンの幕開けを告げる恒例の「びわ湖開き」が大津市で行われました。
「びわ湖開き」は観光客や観光船の安全を願い、大津市の観光協会などが毎年、この時期に行っています。
9日午前9時すぎから大津港で式典が行われ、NHKの連続テレビ小説、「ブギウギ」でヒロインが所属していた梅丸少女歌劇団の先輩役を演じた「OSK日本歌劇団」の翼和希さんが、観光船の一日船長に任命されました。
翼さんは「水源としてもレジャースポットとしても欠かせない存在であるびわ湖の春の訪れを一日船長としてしっかりと見届けたい」とあいさつしました。
このあと、翼さんが出航の合図となるドラを3回鳴らして船に乗り込むと観光船やヨット、クルーザーなど23隻の船が沖に出ました。
そして、翼さんは「春の扉を開く」という意味が込められた長さ1メートル70センチの「黄金の鍵」をびわ湖に投げ入れ、観光シーズンの安全を願っていました。
9日朝の大津市は冷え込み、時折みぞれが降りましたが、式典に集まった多くの人は、船の上から写真を撮るなどして、早春のびわ湖を楽しんでいました。