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台湾鉄道・彰化駅再開発 林交通相、日本時代の建物と結ぶ案を「全力支援」

2020年12月11日 | 臺灣鐵道 高鐵 捷運

彰化扇形車庫



(彰化中央社)林佳龍(りんかりゅう)交通部長(交通相)は9日、台湾鉄路管理局(台鉄)彰化駅(彰化市)周辺の再開発プロジェクトについて、日本統治時代から残る近隣の文化財と結び付け、商業、鉄道文化、観光が一体となったエリアにするという林世賢(りんせけん)彰化市長の構想を全力で支援する姿勢を示した。

同プロジェクトは、同駅を中心に計画されている高架化工事に伴って駅周辺を再開発し、旧市街の活性化を目指すもの。駅の周辺には、1922(大正11)年に建設された「彰化扇形車庫」(県定古跡)や、同年から建設が始まった鉄道職員の宿舎計66棟からなる「彰化台鉄旧宿舎群」(同県の文化的景観、うち6棟は歴史的建造物)、25(同14)年に竣工した「彰化市農業倉庫」(県定古跡)などの文化財が残る。

この日、立法院(国会)交通委員会の招きでこれらの文化財を視察した林部長は、台鉄や同市公所(役所)などから報告や提案を聞き取った。台鉄によれば、旧宿舎群の敷地面積は約1.7ヘクタール。再開発に当たっては、同県文化資産審議委員会の同意の下、18 棟を撤去する予定。6棟の歴史的建造物は、文化部(文化省)の補助を受けて修復、再整備される見通し。林市長は、駅と各文化財を緑地帯で結び、観光価値を高めることを提案した。

林部長は、林市長の構想は実行可能との見解を示し、同市公所をサポートし、3カ月以内に企画案を提出するよう、その場で台鉄に指示を出した。


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