2024/10/11 読売新聞オンライン
電動キックスケーターを体験試乗する参加者ら(大阪市中央区で)
立ち乗りの二輪車「電動キックスケーター」の適切な乗り方を学んでもらおうと、府警は9日、大阪市中央区の京阪天満橋駅前で交通安全指導を行った。
シェアリング業者「ループ」(東京都)が協力。同駅前の一角にスペースを設け、駅利用者に体験試乗をしてもらった。
電動キックスケーターは原則、車道を通行し、歩道を走る際は時速6キロ以下に抑えるモードに切り替えなければならない。府警の担当者は、体験試乗の参加者にそれらの基本ルールを説明した。
府視覚障害者福祉協会の中井美代子理事(71)も出席し、「スケーターの走行音は聞こえづらい。視覚障害者と利用者が共存できる手段を考えて」と呼びかけた。初めて乗ったという兵庫県加古川市の会社員高品泰佑さん(25)は「思ったよりスピードが出て怖かった。音が小さくて、近づいていることが分かりにくいので、周囲の確認が大切だと感じた」と話した。