半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

超激烈スーパー美味しいソーセージ♪

2016年02月16日 | 食べもの
20年ぐらい前に新規就農して「どんぐり山農園」という名前で有機農業をやっている遠藤さんという方がいます。

今はおかげさま農場のメンバーの1人でもあります。

その遠藤さんの飼育しているニワトリさんのお肉で作られr田ソーセージを頂きましたが、超絶美味しかったです


ちょっと解説しますと、20年ぐらい前というのは、まだ「農業っていいな~」ということを思えない、どちらかというと「ダサいな」という人が多かった時代です。

その頃に新規就農した人達の流れは「畜産複合の循環型農業」でした。

つまり、家畜を飼い、その糞尿を肥料として野菜を育て、またその野菜や牧草などを家畜に与える、という自分の農場の中で多くのものを循環させていこうという農業ですね。

昔の農業といってもいいですし、格好よくいえばサスティナブル(持続可能)な農業といってもいいです。

で、牛を飼うのはなかなか大変なので、新規就農者は大概、ニワトリさんを飼います。


さて、遠藤さんもニワトリさんを150羽ぐらい飼っているそうですが、その飼育が凄いのなんの

一般的なゲージ(小さな金属製の檻のようなもの)で飼うのと違い、広々としたところで平飼いしているのですが、さらに凄いのがそのエサ

人間よりも良い物を食べて育っているんですよ


みなさん、普段はどんな卵を食べていますか?

一般的なスーパーで卵を買っている方は、いわゆる「海外の遺伝子組み換え飼料」を食べさせたニワトリの卵を食べています。

最近は、遺伝子組み換え飼料を食べた豚さんや牛さんの下痢や産んだ赤ちゃんの死亡率が高く、遺伝子組み換え飼料を止めようという試みがようやくアメリカでも広がってきていますが、基本的に流通している卵は遺伝子組み換え飼料で育てられたニワトリちゃんの卵です。

ちょっとこだわっている人は、生協とかの「非遺伝子組み換え飼料」で育てえたゲージ飼いのニワトリの卵を食べていますね。

もっとこだわっている人は、「非遺伝子組み換え飼料」の平飼いの有精卵を食べています。


でもですね、平飼いしているニワトリさんの非遺伝子組み換え飼料も、やっぱり海外のものなんですね。

100%国産のもので飼料を賄えている人は、ほぼないんですよね。

それは国産のものだとどうしても高く、採算が絶対的に合わないからなんです

でも、遠藤さんは100%国産の飼料を与えています。

それも、自身が有機農業や自然栽培を複合的にやっていて、そこから出た青菜のくずを与えたり、オーガニックの世界では結構有名な神崎町にある「月のとうふ」さんのおから(無農薬栽培の大豆を使っています)や無農薬栽培ニンジンをジュースとして絞ったカスを混ぜ合わせ、無農薬栽培の糠を入れて1週間攪拌(かくはん)しながら発酵させたペーストを与えたり。

あるいは栄養バランスを考えて、かつおぶしカスを酸化防止剤などを使っていないきちんとしたかつおぶしメーカーから取り寄せたり。

まあ、ほんと、人間がそれを食べ続けたらどのぐらい健康になっちゃうんだろう、と思うぐらいのものしか食べさせていないのです

そんなニワトリちゃんも年をとると産卵率が落ちます。

そのニワトリちゃんを使ったソーセージがこれなんです。



子ども達には「超高級スーパーソーセージだぞ」と洗脳してから食べさせたので、当然「美味しい」と大喜び
豚のソーセージと違い、噛み応えもあり肉の味がしっかりしていて、とっても美味しかった
こんなものだったら、毎日食べたいですね~。
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