半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

平和が一番

2024年08月14日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

今週の「朝取り野菜ボックス」のお手紙です

 「親子で乗り越える 受験戦略3つの柱」、Amazonから出版開始となりました

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 お友達にも声をかけて4冊も買ってくれた方もいて、有難いです。私は田畑や自然から学ぶ事の方が学校の授業で学ぶ事よりも多いと思っているのですが、とはいえ、今の時代に高校受験はほとんどのお子さんが避けては通れない道です。

 私も「やるなら全力で」と思い、本気で調べ、考え、応援しました。その経験をほぼ網羅しています。これから受験を迎えるみなさんにとって、少しでもお役に立てればと思っています

 それにしても受験が出来るというのは「平和だから」と思います。

 8月は日本にとっては戦争を考える月なので、多くの特番が組まれていましたが、あの戦争は学徒出陣、特攻隊など若い命を死地に送り込んだ戦争でした。当時は家族や故郷、あるいは日本のために役に立ちたいという滅私奉公の精神を持った学生が多かったと思いますが、その志を断念させられ、命を奪われた戦争でした。平和でなければ学生という身分は保証されなかったわけです。


 また「南海トラフ地震臨時情報」が発表され、地震発生のリスクが数倍に高まっています。南海トラフ大地震はもちろん、仮に首都直下型地震が同時に引き起こされると、日本は人命はもちろん、道路・水道・電気などのインフラ、経済も壊滅的な打撃を受ける推測が出ています。

 また、2011年の東日本大震災でプレートや地殻が大きく破壊されたため、その余震は青森から千葉まであと10年は少なくとも続くと言われています。私たちは昨日と同じように今日を過ごしていますが、今、大地震が起きてもおかしくないところに住んでいるわけです。

 実際、能登半島地震は受験直前の惨事で、そんな中でもひたむきに受験をしている子供たちがテレビで映し出されました。あの時は我が子も受験直前だったので、「何事もなく受験を迎えられるだけでも有難いことなんだね」と話したものです。

 世界に目を向けると、難民キャンプや貧困国の現場で撮影された子供のインタビューがテレビで流されることがあります。

「勉強してお医者さんになってみんなを助けられる人になりたい」

「学校の先生になって、教育に携わりたい」

など、勉強するのはみなのため、国のためという思いが伝わってきます。

 実際は環境が整っていない国で勉強が出来る子は一部でしょう。そうだからこそ、勉強が出来る環境にいる子は、国の教育レベルを上げて貧困から抜け出す事に貢献したい、あるいは衛生管理が行き届かない中で病気やケガで苦しむ人を何とか救いたい、という具体的な勉強への思いが沸くのだと思います。

 一方、平和な国の現状はこうです。

 「勉強、面倒くさいな~」と言いながらも受験にチャレンジできるお子さん。「スマホばかり見てないで勉強しなさい」と、つい感情的になってしまう親御さん。毎日ご飯をちゃんと食べられるのに「美味しくない」といってご飯を残して捨てたり、自分の役割を全うしていないのに他人の事を批判する人。小さな戦争が家族内、職場内などあちこちで毎日起きています。

 でも、一生懸命働いたら帰ってお風呂に入り、ご飯を食べられて、ぐっすり眠る事が出来る。これこそが平和で幸せというものですよね。

 平和が続くと刺激を求めて、刺激が多いと休みが欲しくなる。人間は全くもって落ち着かない生き物ですが、まずは自分の平和、そして関わる人とは平和に暮らしたいものですね。

 余談ですが、国連で前例を覆して次々と新しい難民支援を行い多くの命を救った緒方貞子さん。アフリカでは「命を救ってくれた存在」として尊敬の念をもって我が子に「オガタサダコ」という名前をつけたお母さんがいるんです。凄いですね~。

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