半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

さよならピヨりん

2017年11月29日 | 農的体験・生活
昨日、ピヨりん達との最後のお別れをしてきました

帰りの車でちょっと切なくなりました。

ヒナからもらったらまた感慨も違うのでしょうが、なにせ卵から孵して育てたわけですから、思い入れも一入なわけです。
エサやりや床の入れ替えなども、私がほとんどやっていましたからね~

そして思ったわけです。

「あぁ、将来、鶏のある生活をしよう」と。


やっぱり鶏は良いです

だって、可愛いペットとしてだけでなく、卵も産むのです。

うんちだって、稲ワラなどと混ぜておけば肥料になるんです。

90年代の新規就農者は「家の中でほとんどが回る循環農業」を目指した人たちが多く、有畜農業、つまり昔ながらの農家さんと同じで、鶏などを飼って残飯処理をさせつつ、その糞を使って畑の野菜を育てる、といった家の周りで極力いろいろなものが循環する暮らしを目指して就農した人が多いんですね。


まあ、いずれにしろ、ザリガニ、カブトムシ・クワガタ、メダカ、金魚など飼ってきましたが、哺乳類というのでしょうか、手で触ることが出来る、そして温かい、そして成長が日に日に見える動物を飼うのは、大人にとっても子どもにとっても本当に良い経験になりますよね

今回は途中で手放しましたが、最終的には小さな愛でて育てたものが自分より先に死んでいく姿を見れる、これ以上の経験はないわけですし。


うちの団地ではペットは飼えません。

ルールで飼えないとなっているのですが、周りの人達は犬・猫を結構飼っていて、子ども達に「どうしてうちは飼わないの?」と聞かれて困ります。

でも、みんな飼っているから、ということで、うちもルールを破って人様に迷惑をかけるわけにはいかないし、しかし、うちの特に上の子は小さな動物が好きなのはわかっていたので、今回は本当に良い経験をさせて頂きました


そんなこんなで、今日、引き渡しに行ったのですが、お渡しする予定だった方のところは、色々ありまして、なんと猫ちゃんに食べられそうになっちゃいました

狸も入れそうな場所で、間違いなく1日で食べられちゃう、ということで、急きょ、もう1人の「どこも引き受け手がいなかったら受け入れるよ」と言ってくれていた、養鶏の得意な方に引き取ってもらえました。


お持ちしたら、早速抱っこしてくれてヨシヨシしてくれました

「あぁ、良い人のもらわれたな~」と嬉しかったです。

そして「耳が気持ちいいんだよ」と、鶏ちゃんの触ると気持ちよいポイントも教えてくれました。

この後、もし途中で死んじゃったらそれは天命ですが、獣に襲われる心配も無く、鶏のことを知り尽くしている方にお渡し出来て、本当に良かったです。
我が子を預けたようなものですから、もう足を向けて眠れません

さよなら、ピヨとツッツ。


ということで、振り返り。

卵から出てきた頃は、ほんと、きいろい毛玉の塊みたいで、可愛かったな~


すくすくあっという間に育って、1週間ぐらいでくちばしも出てきて、翼も伸びてきて、黒い毛も出てきました。


そして、手乗り出来ていたころはあっという間に過ぎ、2週間ぐらい経つとだんだん「鳥」という顔立ちになり、段ボールからお引越し。


そして、りりしい顔立ちに。この頃になると、大分、しっぽも伸びてきて、「そろそろかな」という感じになってきました。


そして、お引渡し前の最後のお散歩は私の畑で。
週末などは子どもと一緒に公園に連れていってお散歩させていましたが、決してどこかに飛んで行ったりすることはありませんでした。
そして、いつも2羽は一緒。まるでうちの子ども達のようで、ちょっと離れると、必ず片方が羽ばたいて近づいてぴったり寄り添う、という感じでした。


さよならピヨ達。そして有難う~。
元気に天寿をまっとうしろよ~。
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