半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

旬の野草を食べよう!

2023年04月19日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

朝採り野菜ボックスのお手紙です

 今年の春は気温が高く、雨も少なめで畑はパサパサ。「ここらで雨が一降り欲しいな」という声があちこちから聞こえてきていました。先週土曜日は「食と命の教室」の開催日で、天気予報では雨

 「上手い具合に予報が外れて雨が降らなければいいな~」と思っていましたが、見事に降ってしまいました。でも、畑の地中深くまで潤す久々の恵みの雨でもあったので、まあ良かったかな、と思います

 さて、4月の「食と命の教室」は野草採り。とは言っても朝から雨でしたので、参加者のみなさんに「雨ですがどうします?濡れたく無い方は部屋に残って休んでいてもいいですよ」と声をかけると、そんな人は1人もおらず全員が「行きたいです」と即答。ということで、レインコートを着て、まずはみんなでタケノコ掘りに出かけました。

 タケノコを掘った経験を聞くと、なんと半分以上が「初めて」ということで、そもそものタケノコの生え方から鍬を入れる方向、穂先の葉っぱの色で鮮度が違うなど、コツをお伝えしました。中には鍬を持ったことが無い方もいたので、手助けをしながら掘ってもらいましたが、鍬を上手に使えない事も含めて何事も経験する事が大切ですよね。みなさん、雨の中でもキャッキャと楽しそうでした

また、タケノコは漢字で筍とも書くように、まさに旬を表す山菜です。農村では自分で掘るというよりは、どこかから回ってくるものという感じなのですが、経験したことが無い人が年々増えてきているので、ゆくゆくは今よりももっと貴重な体験になってしまうのかもしれませんね

 タケノコを掘った後は野草摘みです。

 フキはこの時期の定番。

 次にユキノシタはそのまま食べても苦いだけですが、刻んでゴマ油とかつお節と醤油をかけて食べると苦みをあまり感じずに食べられます。胃腸を整えますし、中耳炎になった時にその絞り汁を耳に入れると収まると言われています。天ぷらにしても美味しいですよね。

 また道すがら生えてる野草の代表の1つのスギナは天ぷらや煎じてお茶、あるいは乾燥させてふりかけにして食べる人もいますが、薬効が強いのであまり摂りすぎない方が良いそうです。

 ドクダミは干してお茶に。生だとあんなに臭いのですが干してお茶にすると甘みを感じられて結構美味しいから不思議ですよね。

 カラスノエンドウはちょっと時期が遅く筋張っていますが、1ヶ月ぐらい前の出始めなら先端を摘んで中華料理で炒め物で出てくる豆苗の代わりに使えます。まあ、そんなに美味しい物じゃ無いのであえて食べる必要もありませんが(笑)。

 オオバコも今なら葉は柔らかいので天ぷらで食べられますが、漢方ではどちらかというと種を煎じて飲むのに使われます。

 そして、やっぱり野草の王様はヨモギ!。簡単なのは天ぷら、美味しいのはヨモギ餅やヨモギ団子ですよね。

 そして山裾の湧き水の所に自生しているクレソンとセリを採ったりと、雨の中でも2時間かけてみなさん沢山の収穫をして「雨の方が楽しいかも」というほど満喫していました

 野草はあちこちに生えていますが、街中の道沿いだとワンちゃんのおしっこがかかっているかもしれないので、お散歩コースから外れた森林や公園の奥の茂み、あるいは斜面など、除草剤も使われていない安心出来る場所を見つけておくと、毎年この時期が楽しみになりますよね。

 うちの息子と毎年この時期はヨモギ団子を作るのが恒例となっていますが、今年は八重桜を塩漬けにした「桜茶」を作っていました。凄い

 野草の旬は短いのですが、その時の季節を味わえる楽しい機会になりますし、季節の変わり目に体に溜まった毒の排出の助けにもなると言いますし、生活習慣の中に取り入れたいものですよね

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