半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

入学式でのお話

2024年04月10日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

今週の「朝採り野菜ボックス」のお手紙です。

 春爛漫ですね~。しばらくパッとしない天気が続いていて気温も上がらず、夏野菜の育苗がいつもより遅れていましたが、今日は久々の晴天。洗濯機も3回転させベランダは沢山の衣類が気持ち良さそうにお日様を浴びています。

 畑では菜花が満開。春草もドッと増えてきてハコベなどが種を持ち始めました。今まで畑が湿っていて思うような作業をやれなかったのですが、そろそろ本格的に草を処理しなければ、と思っています。

 さて、昨日は大変な風雨な中で息子の入学式でした。遠方から来た親子は、あの雨の中ではさぞ大変だったと思います。我が家は高校まで徒歩10分以内なのでかなりましだったと思うのですが、それでも帰りはちょうど風雨のピークに当たり、傘が飛ばされないよう必死に握りながら、靴やズボンをぐちょぐちょにして帰宅しました

 桜もドンドン散っていて、せっかく初めて制服を着た子供達にとっては残念な天気だったな~と思います。それでも無事に入学式を迎えられたわけで、あちこちから集まって知らない顔ばかりで不安もあるでしょうが、みんなに良い出会い、良い高校生活になることを願っています
 
 そして校長先生のお話がなかなか面白かったので紹介します。うちの息子が通う高校は「国際」という名前が入っていて、国際科、つまり英語科があるのですが、普通科も含めて全体的に英語に力を入れています。そのため短期留学やホームステイなどの制度もあったり異文化交流に力を入れており、実際、日本以外で6カ国から新入生を迎えているそうです。そんな学校ですので最初の校長の祝辞がなんと英語なのです。その後に日本語でもう少し詳しく説明があるのですが、その祝辞のキャッチフレーズが「千(ち)・葉(ば)・県(けん)」でした。

 ち:違いを認める。6カ国の海外留学生はもちろん、同じ人は1人もいない。違いがあるのが当たり前。その違いを理解し認め合う事で実りある高校生活を送りましょう。


 ば:場数を踏む。勉強、部活、対人関係など、上手く行かない事も多々あるうでしょう。そういった場数、経験を踏んで行く事で人間として成長していこう。

 けん:健康。何よりも大切な事。肉体的にも精神的にも健康第一で過ごしていこう。

 こんなお話だったのですが、なかなか良くないですか?。中学校では「夢を叶えるために」とか「計画的に」という話が多かったのですが、夢を明確に持っていたり計画的に物事を進められる子はそんなにいませんよね?。大人だってそんな人は多くは無いのですから。そんな中で「夢を叶えるためにしっかり勉強しよう」と言っても、なかなか子供達の心には響かない気がしています。一方で、「違いを認め、とにかく場数を踏もうよ、あと健康が一番大事だよ」というのはとてもシンプルでわかりやすいと思ったのです。

 若い頃は場数を踏む。みんなの前のスピーチで緊張して失敗してしまう。友達や先輩とちょっとしたコミュニケーションミスで気まずい関係になってしまう。部活の大会でミスをしてみんなに迷惑をかける。そういったことを繰り返していく事が大事なんだよ、どんどん場数を踏もうよ、というのは、社会人1年生や新しい部署異動になった大人にも当てはまりますよね。

 違いを認めることも大切。自分の言いたい事ばかり、やりたいことばかりでは無く、相手の立場にも立ってみようよ、というのは良い人間関係を構築するのに大切な事です。

 そして何より健康第一。我が長男は毎日、甘いグミを噛みながら夜更かししてスマホやゲームばかりしていますが、みんな、ああなっちゃダメですよ

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