半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

北海道が一番良い!?

2024年02月14日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

今週の「朝採り野菜ボックス」のお手紙です。

先週は無茶苦茶寒かったですが、今週はポカポカ陽気ですね

 ニュースでは「季節外れの暖かさ」といった話題から、花粉注意報、桜の開花予想など今年も「例年より早く春本番を迎える」といった事が伝えられています。実際、今日明日は最高気温が20℃近くまで上がるそうで少し動くと汗ばむ陽気です。2月は1年で一番寒い時期でしたが、今後は2月は誰もが春本番を感じる月というイメージになるんでしょうね。

 農家さん達との笑い話で出るのが「千葉はもう亜熱帯だよな。バナナでも作るか(笑)」とか「もう北海道しか住めなくなるんじゃないか?」といった話です。実際、千葉県でバナナを作っている人はいますし、昔は酸っぱかったみかんも温暖化のせいかだいぶ美味しくなってきました。夏野菜作りには昔のように夕立が来ないので潅水が欠かせなくなり、井戸が必要になってきました。

 一方、北海道は寒いというイメージがありますが、今や米どころとなっていて、生産量は第1位の新潟に次いで第2位と、秋田県より多いのです。さらにサツマイモは「薩摩」という名の通り鹿児島など暖かい地域で作られてきたのが、今や北海道でも栽培されています。温暖化の影響が功を奏して一昨年に比べて昨年は倍の収穫量になりシンガポールや香港にも輸出したとか。

 もともと人参、ジャガイモ、玉ネギ、酪農など日本の台所を一番支えているのは北海道ですが、これからますます温暖化が進むと北海道の重要性がさらに増してくるかもしれませんね。

 思い返せば数年前から西日本は豪雨災害が増えてきました。沖縄、九州はもとより岡山・広島豪雨災害、近畿地方も東日本に比べて豪雨が増えてきました。とはいえ、東日本でも2019年の台風は凄かったですよね。

 台風15号は千葉県に大きな被害をもたらし農家のビニールハウスはほぼ壊滅、瓦屋根が吹き飛ばされた家が多く復旧に数年かかりました。また、19号は長野の新幹線が水没している映像はみなさんの記憶にあると思いますが、関東に上陸した時は大潮の日でした。その時が運良く干潮でしたが、もしあの時が満潮だった場合は首都圏の海岸近くは大変な被害を受けていたそうです。そして、昨年は千葉県を中心とした線状降水帯で短時間集中豪雨の威力を思い知らされました。

 こう考えると、異常気象による風雨被害は南に近いほど一般的にエネルギーが高く被害規模も頻度も増えてくるのでしょう。そうなると、どこもかしこも天災は起きるけど、観光需要で経済も回復し食べ物も豊富で豪雨災害が起こりにくい北海道が一番安心、という感じで移住者が増える時代がくるかもしれませんよね。

 もっとも、大地震が起きると原発近くや河川や海沿いも危険という事になります。南海トラフなどの大地震では荒川を津波が遡上してきて埼玉県の越ヶ谷で津波被害が出るという予想が出ていますが、北海道でも2018年に震度7の大地震で大停電が起きましたし、泊原発もあります。ロシアも近いですし、あれこれも考えると、結局、慣れ親しんだ土地に住むのが一番良い、という事になるのかな?

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 沢庵出来ました♪ | トップ | 今年1回目の「食と命の教室」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

朝取り野菜ボックスのお手紙」カテゴリの最新記事