半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

梅干しとラッキョウは手作りが一番♪

2022年06月08日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

今週の朝採り野菜ボックスのお手紙です

 いつの間にか梅雨入りしました いや~、ちょっと前までは晴れが続いていたのですが、結局、また曇天・雨天になってしまいましたね。今年は4月からずっとこんな天気が続いているので、何かと野菜が育たず困ったものです


 特に玉ネギやニンニクが不作。つまりユリ科が上手に育たなかった年です。みみずの会でも玉ネギが不作、私の畑ではホワイト六片のニンニクを自家採取して6年ぐらい経ったのですが、今年は過去最悪の壊滅的な状態で、もしかしたら来年の種も無いかもしれません

 ユリ科といえばラッキョウがこの後に収穫が控えていまして、ラッキョウも種をとり続けて6年ぐらい経つのですが、我が家の必須食品なので、無事に育っていてくれたらいいな~と思います。

 私はこういった農の世界に入ってから梅干しとラッキョウは必ず漬けるようになりました。梅干しは「その日の難を除ける」と言われ、実際に殺菌、整腸作用が優れているので、伝染病が流行ったり食あたりの時などは昔から重宝されてきたそうです。

今の人は胃酸過多、あるいは低胃酸症と両極端で便秘と下痢の人が多いのですが、梅干しはどちらにも良く効くそうです。我が家は私と次男がほぼ毎食食べていたのですが、昨年から味覚が変わった長男も、1日1回は食べるようになりました。手作りした物を子どもが食べてくれると嬉しいものです

 ラッキョウも奇病、疫病が流行ると「魔除けになる」と言われ、その薬用で腸をきれいにし、ビタミンやカルシウムの吸収を助けるそうです。梅干しはきちんと海水塩で漬けて赤シソを入れ、土用の丑の日あたりに3日間天日干しをするとずっと持ちます。梅干し作りはどちらかというとそれほど大変ではないのですが、ラッキョウ作りは毎年ギブアップしたくなるほど手間がかかります

 まず、我が家は仕込む量が多いので、収穫したラッキョウの泥を洗い落とし、薄皮と根を切り、準備を整えるまでに5時間はかかります。毎回、ここまでで嫌になるのですが、気持ちを切らさず頑張って塩漬けにして2週間ほど置きます。そうすると発酵してなかなかの臭いが漂よい始めるので、それから1日かけて塩抜きし、湯に通し、砂糖とお酢と唐辛子で作った漬け汁に漬け、1ヶ月ほど漬けると出来上がりです。売っているラッキョウは発酵食品では無く、調味液に漬けただけのものなんですよね。

 梅干しもラッキョウも昔は「何があっても漬けろよ」と言われてきた食品だったそうなのですが、今はそういった家も少ないようです。また、まともなものはほぼ売っていませんので、自分で作る姿を子ども達に見せ、本物を食べさせることはとても良い教育だと思っています。何より美味しいですしね。

長男が梅干し同様にラッキョウも昨年から急に沢山食べるようになったので、今やラッキョウは一夏で食べきってしまうようになりました。作るのは大変ですが、心の中では「してやったり!」と思っています

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