今年1年の野菜作りを振り返ると、全体的に昨年より恵まれていたと感じます
昨年はやっぱり雨が多かったし、夏は暑かったし、異常気象を感じる年でしたが、今年は2月がとっても暖かくて暖冬を感じましたが、夏はまあ適度な雨も降り、季節の狭間で雨が多かったり色々ありましたが、昨年と比較すると良かったと思います。
その中で、私の畑でいえば、「日本ほうれん草やまと」 に大変お世話になりました
私が作っている栽培物は、ニンニク、ラッキョウ、スナップエンドウ、大根、小松菜、ホウレン草、春菊、カボチャ、空心菜、人参、ゴーヤ、キュウリ、インゲン、ウリ、サツマイモ、ヒマワリ、といったものです。
空豆はアブラムシが多いので止めてしまいましたし、落花生はネズミか何かが酷いので止めてしまいました。
また、ホウレン草は「日本ほうれん草」という昔の部類のほうれん草で、なかなか畑が肥えていないと良い塩梅では育たないのですが、今年はがっつり種を蒔いてみました。その結果、出荷が出来るぐらい大量に育ったのです
今年は気候が良かったので、カボチャが早く上がりました。その結果、栽培スペースがきちんと確保出来た事。それでいつもあんまり良く出来ない日本ほうれん草やまとを、「美味しいけど出荷出来るほどは作れない」という今までの状態を打破すべく「今年は沢山まいてみよう」といつもの3倍ぐらいの種を蒔いてみた結果、まあ、良く出来たのです
ということで、秋から今も「ほうれん草には困らない」日々を送っています
改良種ではあるのですが、やはり日本ほうれん草は西洋種と違って、この時期はごわごわしていてがっしりしていて、何より赤茎が砂糖のように甘い美味しいんです
西洋タンポポと日本タンポポの違いのように、一般的なホウレン草は、ほぼ西洋種。葉が丸みを帯びてきちんと立って育ちます。一方、日本ほうれん草は葉がギザギザしているので茎の比率が多くなり、かつタンポポのように地べたに這いつくばるように育ちます。
見た目や収量など面倒な事が多く、まあどんな野菜もそうですが、美味しさより流通のしやすさを最優先して作られてしまっているので、日本ほうれん草はなかなかお目にかかれません。しかし、「味がやっぱり違う。美味しい」ということで、作り続けています
霜が何回も降りて「寒締め」となっているので、子どももパクパク。今年は豊作で、販売も出来、そして野菜に困らない生活を送れています。本当に大変お世話になりました