半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

秋の畑と野菜達

2020年10月07日 | 農的体験・生活

過ごし易い季節です

今週後半から台風の影響が出る模様ですが、それにしても暑すぎず寒すぎず、畑仕事にも何事にもちょうど良いですよね。

適度、というのは何事にも有り難いものです

私の畑では大根、春菊、ホウレン草、小松菜が成長中です。

成田周辺であれば大体9月上旬に種を蒔けば、どんなものも冬が来る前にものになります。

9月下旬になってしまうと、大きく生育する前に寒さが来て生育が止まってしまうのです。

野菜は日照や気温がとても大切で、秋の種まきは1日遅れると収穫が1週間遅れるとなります。

プロの農家産は3~5日に1回種まきをするのですが、いわゆる「ずらし蒔き」というもので、これにより、収穫時期を少しずつずらしているんですよ。

また、プロの農家は水に溶ける紐のようなテープに種を一定間隔で入れて、それを張って種を蒔いたり、あるいは車輪が回ると適度な間隔で種が落ちる機械を使って蒔きます。

そのため、発芽率を考えてわざと1カ所に2~3粒種を蒔く大根は間引きを行いますが、それ以外は基本的には間引きは行いません。

一方で、私のように家庭菜園に毛が生えたような程度の場合は、手で筋蒔きをするので間引きが発生します。

プロにとっては間引きなんてやっていられないのですが、私レベルですと間引きもまた楽しいものです

間引きすることで、ベビーリーフのように小さな葉物が集まります。

ハサミでチョキチョキして小さな葉っぱをとるので、両手山盛り2杯ぐらいにするのに1時間ぐらいかかりますが、子供達もベビーリーフだと春菊も食べますし、葉物が少ないこの時期にとってはとても貴重な収穫なのです。

路地の葉物はトンネルなどをしないと、大体10月下旬ぐらいからにならないと収穫出来ません。

その間、コツコツと間引き菜を収穫して食べるのも楽しいものです。

そういえば、夏に2日に1回、20リットルぐらいの水を撒き続けたものの、あまりの暑さで半分ぐらいしか発芽しなく、「もう来年はあきらめよう」と思っていた人参が、すくすく生育しました

こういった姿がみれるのも、この時期の楽しみです

こういうのを見てしまうと、「あ~、来年もそだてようかな~」と思ってしまうのです

これで春まで一応、我が家の人参は確保出来たわけです

葉物と同様、人参も間引き菜があります。

実はスティックにして食べられるちょうど良い大きさ。

葉っぱは、この時期はまだ春人参の葉っぱのように柔らかいので、天ぷらにして食べました

そんな秋冬野菜が育つ時期ですが、先日、アスパラを植え替えました。

そして、ニラも植え替えしないとな~と思いつつ、大変な手間がかかるので来春にしようかな~と思っているところです。

もう8年ぐらい経ったのでしょうか?

毎年、分球してもさもさと増殖し続け、混み合ってこんなになっちゃっています

こちらは、今年の春に植え替えたニラ。

きちんとスペースがとれているでしょ?

2~3玉を20㎝間隔にして植え替えたのですが、もうこんなに大きくなっています。

全てのニラを植え替えたら、ニラだらけになってしまうので、さてさてどうしようかな~。

こちらは夏にお世話になった空心菜です。

8月下旬に虫にやられてきて放置していたのですが、ここ最近、見事に復活してしまったのです

毎年「もう刈っちゃおうかな~」と思っていると、秋の雨で虫が流され、晴天でぐんぐん復活して、良い状態に戻るので、なかなか刈り時が決められないのです

知り合いの農家さんも「そうそう、わかる」と同感してくれました

まあ、虫食いもある程度あるので、1袋100円で販売したら、ちょこちょこ注文きました

そういえば夏の定番で、3ヶ月間、その実りをこれでもか、と与えてくれたゴーヤは、さすがにもういっぱいいっぱいで、収穫を終え、引っこ抜いて片付けました。

そして、気温も下がり「もう食べるのもいいかな~」と思っていたので、伊勢丹のバイヤーのお勧め、ということでネットに載っていた「種ごと輪切りにして天日干し」というのをやってみました。

3日間やったらこんなに小さくカラカラに

おつまみにもなるし、お茶にもなるし、おかずにも出来るし、まあ、ゴーヤであることは変わりないのですが、お世話になったゴーヤさんを最後まで食す事が出来て良かったです

それにしてもこの時期はとても気持ちが良いです。

湿度も無く気候がとても良いのはもちろん、雑草ももうそんなに生えてきませんし、秋冬野菜の小さな葉っぱが一斉に畑一面に広がり、生命の息吹を感じます。

本来、生命の息吹を感じるのは春ですが、春から夏にかけては野菜だけでなく雑草の生命力が強すぎて、かつ暑いので、とてもそんな心の余裕は無いのです

今はそういう意味でほっと一息つける状態で、昨日も流れる鰯雲を見ながら「秋だな~」と思って少しのんびりしていました。

今年もこの時期はいつも同じ畑仕事をしているわけですが、「あ~、秋だな~、気持ちが良いな~」と、毎年繰り返し思える畑仕事はやっぱり楽しいものですね

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