おかげさま農場の取引先が西千葉にありまして、リニューアルオープンイベントの応援に行って参りました。
朝からとっても寒い![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ase.gif)
でも、大雪が降った木曜日でなくてよかった~っていう感じです![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
寒い中、看板商品の人参ジュースを搾って試飲してもらうということをしてましたが、でも寒かったです![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/41/b72869ba27e668e4740dd3c9dd5ffedf.jpg)
今回はセールということで、いつもは200円以上する商品が150円と特売で、人参は完売しました![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/atten.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/f5/a7489b1b0fa2444f4a1b5a340e544143.jpg)
で、1日店に居て、お店の方の接客が凄いこと、すごいこと。
スーパーと違って小さな小売店で、自然食品のようなさらにニッチなところで勝負している店は、いわゆるコンビニとは正反対で、お客さんの名前と顔が一致していて、張りつき接客で、とにかく会話やコミュニケーションが大事なんですね~。
しかもご年配の方は滞留時間が長い![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/atten.gif)
たぶん、平均15分ぐらいはあったと思います。
それはともかく、一番興味をひいたのが、大学生の男子2人組のお客さん。
「なんで大学生が自然食品店へ?」と思ったのですが、話を聞くと「セブンの卵サンドの卵が本物で出来ていないことを知って、youtubeとかで調べまくったら、食べ物の裏側を知って、それからは食に気をつけているんです」とのこと。
なるほどね。
確かに情報が溢れる時代。
そういった情報にタッチする学生が居てもおかしくないわけで、大学生時代からそういったことに気を付ける人が出てくることは、とっても良いことだと思います。
一方で、私のように東京に居て、そういった情報を知って、食品関係の仕事で裏側を知って、子供が生まれて、農村に行って、あれよこれよと思想も変わり、一時期は極端な方に行きながら、ちょうど中間地点に落ち着いた(と自分では思っている)立場からいうと、都市部住民で限られた情報、限られた生活範囲で人は一生懸命良い生活を、と思って生きている人たちに、囲い込みで一方的な情報を与えるだけでなく、そこに田畑をもって生きている農家さんや産地として与えるべき情報は場というのは、とっても大切なんではないか、という思いも沸いたのです。
ちょうど、私の田畑教室のお母さんの1人から「スーパーで売っている野菜は栄養が無いと聞きます」といった問い合わせが入ったり、今回お店の人が「人参って肌が良くなるんですよね?」といった質問を頂いたりして、「あぁ~、食べ物は栄養素や機能性にばかり目がいってしまっているな~」という思いを沸いたのです。
「食べものは命であること」という言葉がありますが、それはお店で買うだけでは絶対に伝わりません。
「食べ物は作り手の生活や思いといった背景がある」ということも、お店では伝わりにくいです。
有機JASが良い例で、「農薬を使っていないから、中国産や海外のものでも安心」と思っている人がいると思いますが、そうじゃありません。
そもそも、有機JASで作っている人の大半が、どうしても経営を考えた農業になるので、ハウスが多くなり、小松菜、ホウレン草などはヒョロヒョロのが多くなります。
また、農薬を使わず、健康な畑を何十年もかけて作っていると、そこで育つ食べ物は、同じ種からでも別物の野菜になります。
そういった土は、5年、10年ではできません。
それは土を見たり、そこで育った食べ物を食べ比べるとわかります。
「あぁ、なるほどね。多種多様な、1gで1億もいる微生物の死骸や老廃物、あるいは植物や小動物の死体が分解されたアミノ酸やタンパク質を根っこが吸って、野菜は育つというのは、こういうことなのね」ということが実感できます。
窒素、リン酸、カリ、だとか、ミネラル、だとか、農薬を使っていない、とかじゃない次元で、野菜が健康に育つ、生命力がわぁ~っと溢れて育つ、というのが体感できます。
そして、それをなんでそういうふうに作っているのか、その作り手の話を聞くと、それを畑で聞くと、いつも届く野菜が違ったものに見えてきます。
そこまでもっていって、作り手との信頼関係までもっていって、初めて、産地や農家の存在意義が無くてはならないものになるでしょうし、買う側も、単に栄養や無農薬うんぬんではなく、「残さず全部食べようね」といったことを子供にも食卓で言えるようになるんだと思うんですよね。
それを農家や産地だけでやるのは難しいから、私みたいな農村コーディネーターという役割があるわけですね。
と、長々と書きましたが、お昼の休み時間に、母校の千葉大を散策しました。
正門を入ってすぐにある「けやき会館」。私が卒業する1年前に出来ました。なつかしい~。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/d2/5d8fdc1a58062a39c4d914c3193a5f57.jpg)
その横の建物。右側は「第一食堂」という安くて汚いけどボリュームはある食堂があったな~。今はきれいな生協関係の建物があるだけ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/fe/d90947ecf40fb1817c1e192e7d6995f4.jpg)
西千葉に来るとあの頃にタイムスリップ出来て、いいものですね。
朝からとっても寒い
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ase.gif)
でも、大雪が降った木曜日でなくてよかった~っていう感じです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
寒い中、看板商品の人参ジュースを搾って試飲してもらうということをしてましたが、でも寒かったです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/41/b72869ba27e668e4740dd3c9dd5ffedf.jpg)
今回はセールということで、いつもは200円以上する商品が150円と特売で、人参は完売しました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/atten.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/f5/a7489b1b0fa2444f4a1b5a340e544143.jpg)
で、1日店に居て、お店の方の接客が凄いこと、すごいこと。
スーパーと違って小さな小売店で、自然食品のようなさらにニッチなところで勝負している店は、いわゆるコンビニとは正反対で、お客さんの名前と顔が一致していて、張りつき接客で、とにかく会話やコミュニケーションが大事なんですね~。
しかもご年配の方は滞留時間が長い
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/atten.gif)
たぶん、平均15分ぐらいはあったと思います。
それはともかく、一番興味をひいたのが、大学生の男子2人組のお客さん。
「なんで大学生が自然食品店へ?」と思ったのですが、話を聞くと「セブンの卵サンドの卵が本物で出来ていないことを知って、youtubeとかで調べまくったら、食べ物の裏側を知って、それからは食に気をつけているんです」とのこと。
なるほどね。
確かに情報が溢れる時代。
そういった情報にタッチする学生が居てもおかしくないわけで、大学生時代からそういったことに気を付ける人が出てくることは、とっても良いことだと思います。
一方で、私のように東京に居て、そういった情報を知って、食品関係の仕事で裏側を知って、子供が生まれて、農村に行って、あれよこれよと思想も変わり、一時期は極端な方に行きながら、ちょうど中間地点に落ち着いた(と自分では思っている)立場からいうと、都市部住民で限られた情報、限られた生活範囲で人は一生懸命良い生活を、と思って生きている人たちに、囲い込みで一方的な情報を与えるだけでなく、そこに田畑をもって生きている農家さんや産地として与えるべき情報は場というのは、とっても大切なんではないか、という思いも沸いたのです。
ちょうど、私の田畑教室のお母さんの1人から「スーパーで売っている野菜は栄養が無いと聞きます」といった問い合わせが入ったり、今回お店の人が「人参って肌が良くなるんですよね?」といった質問を頂いたりして、「あぁ~、食べ物は栄養素や機能性にばかり目がいってしまっているな~」という思いを沸いたのです。
「食べものは命であること」という言葉がありますが、それはお店で買うだけでは絶対に伝わりません。
「食べ物は作り手の生活や思いといった背景がある」ということも、お店では伝わりにくいです。
有機JASが良い例で、「農薬を使っていないから、中国産や海外のものでも安心」と思っている人がいると思いますが、そうじゃありません。
そもそも、有機JASで作っている人の大半が、どうしても経営を考えた農業になるので、ハウスが多くなり、小松菜、ホウレン草などはヒョロヒョロのが多くなります。
また、農薬を使わず、健康な畑を何十年もかけて作っていると、そこで育つ食べ物は、同じ種からでも別物の野菜になります。
そういった土は、5年、10年ではできません。
それは土を見たり、そこで育った食べ物を食べ比べるとわかります。
「あぁ、なるほどね。多種多様な、1gで1億もいる微生物の死骸や老廃物、あるいは植物や小動物の死体が分解されたアミノ酸やタンパク質を根っこが吸って、野菜は育つというのは、こういうことなのね」ということが実感できます。
窒素、リン酸、カリ、だとか、ミネラル、だとか、農薬を使っていない、とかじゃない次元で、野菜が健康に育つ、生命力がわぁ~っと溢れて育つ、というのが体感できます。
そして、それをなんでそういうふうに作っているのか、その作り手の話を聞くと、それを畑で聞くと、いつも届く野菜が違ったものに見えてきます。
そこまでもっていって、作り手との信頼関係までもっていって、初めて、産地や農家の存在意義が無くてはならないものになるでしょうし、買う側も、単に栄養や無農薬うんぬんではなく、「残さず全部食べようね」といったことを子供にも食卓で言えるようになるんだと思うんですよね。
それを農家や産地だけでやるのは難しいから、私みたいな農村コーディネーターという役割があるわけですね。
と、長々と書きましたが、お昼の休み時間に、母校の千葉大を散策しました。
正門を入ってすぐにある「けやき会館」。私が卒業する1年前に出来ました。なつかしい~。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/d2/5d8fdc1a58062a39c4d914c3193a5f57.jpg)
その横の建物。右側は「第一食堂」という安くて汚いけどボリュームはある食堂があったな~。今はきれいな生協関係の建物があるだけ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/fe/d90947ecf40fb1817c1e192e7d6995f4.jpg)
西千葉に来るとあの頃にタイムスリップ出来て、いいものですね。