駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

巨象には意外な一面も

2020年12月29日 | 世界
             

 近くて遠い国、影に隠れた戦前の昭和史。距離的にも時間的にも近くが霞んでいるのが、日本人の平均的な知識だと思う。三つ子の魂百までもと言うが社会科は十三歳の知識でいつまでもの感じがする。
 中国は香港への仕打ちを見ていると中国共産党に染められた歪な強国に見えるけれども、実際に旅すれば違う部分も見えてくるのではないかと思う。遠景で見れば中国の大都市は高層ビルが林立し、横浜や大阪よりもアメリカの大都市に似ている。高速道路や高速鉄道も色々問題はあるらしいが網の目のように張り巡らされている。
 半世紀前卓球外交などと言われたが、その歴史は連綿と続き、今の日本の卓球選手は平均的な日本人よりも実際の中国をよく知っているのではと思う。中国国内を旅しているだけでなく中国語を話せるようになっている。そのことから得られる知識は、平均的な日本人の中国知識をはるかに越えていると思う。愛ちゃんだけでなく石川佳純さんなどにも卓球以外の中国のことを聞いてみたい気がする。
 確かに中国共産党と習近平には要警戒だが、どうも巨象を一瞥しただけで拒否し過ぎているように思う。爆買いの傍若無人の人々という印象の向こう側に知らない側面があると日本語を話す中国人のユーチューブを見て思った。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 冬になると困ること | トップ | 上達は難しい »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

世界」カテゴリの最新記事