駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

四月二十日に分かること

2020年04月10日 | 町医者診言

            

 

 四月七日に緊急事態宣言が七都府県に出た。三密を八割避けることが出来れば二週間後には新型コロナ伝染は頭打ちになると説明された。もう一つ根拠が明らかではないが、果たして上手く行くだろうか?。兎に角何よりも自分と自分の家族のため三密は仕事以外は避けている。仕事場も頻繁に換気しマスク手洗いと可能な限り防御している。

 政治判断の責任は自分にあると首相は表明されたとのことだが、二週間後も増加が続けば八割の三密回避が守られなかったと都民のせいにして責任回避することはないでしょうね。上手く行けば自分の手柄上手く行かなければ他人のせいのトランプ方式はやめて欲しい。いつも話を逸らし責任をから逃げてきた。今回は明言されたし失敗すれば被害が大きすぎる。

 どの業種に自粛を求めるかで都と国で揉めている。宣言を出してから揉めるないでほしい。しかも結論に四日も掛かるなど泥縄が見え見えでとても信頼できない。知事に権限を委譲したのだから、小池さんはさっさと都の方針を断行すればよい。安倍首相は緊急事態宣言を出しながら、裏で三密を抑制する規制にブレーキを掛けようとする。裏表があり過ぎる。

 なぜ判断にこれほど時間が掛かるのか、緊急事態と言いながら緊急に動いていない。以前も書いたがコロナが大問題になって二ヶ月以上になる。二ヶ月半あれば緊急でないことでも着々と判断実行できるはずだ。マスク手袋もこれほど品薄にはならなかっただろう。オリンピックを予定通りやろうとしてコロナ対策判断を遅らせ、漸く出した緊急事態宣言も見得を切っておきながら裏で三密を招く業種の規制を避けようとしている。一体首相は何を考えているのだろう。

 都内の人出を数え、三密回避が守られている状況を国と都で観測し、その数値によっては更に強い指導を打ち出さなければならない。言いっ放しのボールは都民側にあるなどという当事者精神欠如で死者が増加したら、たとえ辞めても責任を取りきれない。経済が心配と言っても死屍累々では元も子もない。

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