駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

情報がなくても存在

2012年09月20日 | 政治経済

   

 物理学的にはずれがあるのだけれども、まあ地球規模では今の同時性は保たれているとして問題はあるまい。秋風を感じながら駅まで歩いて、医院に付いたのが7時45分頃、キーボードを叩き始めたのが58分頃だ。普段は意識しないが今この時間アメリカは夕方で夕食を食べている人も多いだろう。ヨーロッパは真夜中で寝ている人が多いだろう。

 こうして地球のあちこちで途切れることなく日常生活が営まれているのだが、それを意識することなく我々は暮らしている。何らかのニュースが飛び込んで来ないとその存在を忘れがちになるのが人間の感覚だ。

 新聞テレビラジオは新しい事件事態でないと情報を提供しない。そうするとつい、我々は目下の問題さえも忘れがちになる。次の首相になる可能性の高い自民総裁選の報道も中だるみになっている。経済外交政界再編など、これ以上ない重要問題があるのに、喰い込んだ報道が少ないのはどうしたことだろう。総裁選に絡めて、問題を掘り下げた間断のない報道を期待している。

 王妃へのパパラッチは卑劣だが、政界で蠢く権謀術数の輩へのパパラッチは許容されよう。投票権のない国民も注視しており、そこに民意はある。政界パパラッチに裏で動こうとする人物の活動を暴いてほしい。

 野田総理の方針には賛成しがたいところが多いのだけれども、この人を超える力のある候補者がいるだろうかと感じてしまう。

 

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