森の奥で巨木が倒れた。誰もそれを見聞きしていない。果たして倒木はあったのだろうかなどという問答があったと記憶する。
その議論はさておいて、これから一ヶ月、録画したワールドカップの試合を楽しむためには結果が目に耳に入らないように注意しなければならない。さて、これが難しい。まずインターネットのニュースを見ないようにしてブログ投稿場面にたどり着かねばならない。新聞テレビラジオを遠ざける必要がある。自分でコントロールできる範囲はいいのだが、往診にゆくと寝たきり爺さん婆さんの枕元で見てもいないテレビが大音量で付けっぱなしになっている。診察の前に切って貰うのだが、その前に余計な情報が入ってしまう恐れがある。
果たして何割ぐらいの録画を結果を知らないで見ることが出来るだろうか。結果を知らないで録画を見ることが出来れば100%かと聞かれれば、実は95%程度と答えねばならない。というのは既に録画を見る時には結果は出ていることを知っているからだ。非常に微妙なのだが、同時中継とは違う。もし、宇宙飛行士として火星探検に行っていた場合はどうだろう。同時と言われても光より早く伝わる情報は無いので起きてしまっている?ことを同時?に知ることはできない。そう言い出せば衛星のブラジルからの同時中継といっても0.数秒は遅れているわけだ。
ちょっと脇道に逸れたが、結果が出たことは知っていてその内容を知らない場合の臨場感というか手に汗の握り方には数%の値引き感がある。たぶんそう感じるのは私だけではないだろう。
それでも勿論当然、結果を知らないで録画が見たい。
上に上が居り、日本ティームのユニフォームを見て正座で応援する人も居ます。