駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

箍が外れそう?

2018年05月23日 | 町医者診言

 

 こんな人達という言葉が、ブーメランのようにそれを発した人達を直撃する。尤も、現内閣を批判する人にこの言葉を多用するメディアはこの現象を見ようとしないようだ。

 勿論、記録が100%正確とは言えないが、記憶の何倍も正確なのは間違いなく、あやふやで時には都合良く変容する記憶を補正するために残される。あやふやな記憶で記録を否定して、しれっと通るのでは記録の意味がない。誰にも(例外はあり、優秀な官僚の中には記憶している人も居るはず)三年前のある時間の記憶など曖昧模糊としているものだ。どうしてそこだけ、ないことを証明するのは悪魔の証明と言う人が、ないと刻銘に記憶しているのだろう。悪魔なのかもしれない。

 またかうんざりというのは、蓋をしたい曖昧にしておきたい勢力の巧みな戦術なのだが、人間の感覚の真実でもあるのでこうした扱いはそれなりに目を逸らさせる効果があった。今まで言葉でまやかす天才と表現していたが、どうもはっきり嘘をつくと言わせていただいた方がよさそうだ。嘘をついているように見えないとすれば、天才の詐欺師は自らをも騙すということ想起されるといい。

 もう答えは出ているのに、何も変化が起きないというのは何だか妙だ、箍がはずれかけているのではないか。日本だけでなく日本首脳が追随する米国も箍が外れかけている。唯、米国には箍を締め直そうとする力が残っているようにも見える。

 これから高々十年の間にAIが社会に様々な影響を与え始めるだろう。AIには善悪は分からない、箍を締め直す力を自然に獲得することはない。AIを作る能力はなくても悪用する能力に長けた人は多い、これからどうなるだろうか、どうすればよいだろう。耄碌が始まった高齢者の管見妄語の杞憂かもしれないが、先行きを懸念している。

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