駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

新型コロナ流行

2023年07月22日 | 診療

                   

 

 実は新型コロナの診療は若い院長がやってくれるので私自身は診ていないのだが、毎日六、七人の陽性者が出ている。行政からは第九波の入口などと言う得意の曖昧な表現が出ているが、院長はもう既に九波ですよと判定している。

 新型コロナの重症例が減ってきているのは確かだが、インフルエンザと違い後遺症が結構あり厄介だ。長引く倦怠感や咳がいつまでも続く患者さんが一割は以上居ると聞く。臨床は経験がものを言うのだが、まだ後遺症には手探りのところがあるようで時間を掛けて診ておられる。

 実際に診ないで言うのは僭越かもしれないが、これだけの数の患者さんが居るのに感染症の研究者専門医が不足しているのか、症状転帰治療法の情報が少ない気がする。尤も定期購読する医学誌を三種類に減らしたので、そう感じるのかもしれない。*ちなみに今週の医事新報に私の懸念が通じたかのような特集が出ている。

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