道徳とは何だろう。文科省の提示している内容にはなるほどと思わせるものが多いが、それでもその内容にはいろいろな意見があろうし、型にはまった評価をすることには違和感を覚える人も多いだろう。
道徳教育は必要だが、点数を付けて矯めすよりも範を示す方が良い方法と思われる。
そうすると、第一に閣議のメンバーを見渡してどれだけ道徳点数の高い人が居るだろうかという疑問が浮かぶ。最近は行政の中にも高い道徳科目の得点を稼いでも、実行はできない人が増えているようだ。自分にできないこと自分が守っていないことを押し付けないでいただきたいと感じる。有体に言えば片腹痛い、あなた方に言われる筋合いはございませんと申し上げたくなる。
道徳は時代と共に変わる側面もある。他者を理解し多様性を受け入れる寛容な心と世界と社会を理解思考する能力が道徳を育む源で、それを涵養するのが道徳教育ではないだろうかとお言葉を返したい。