駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

隅や端が好き

2020年05月01日 | 身辺記

               

 

 電車に乗ると空いていれば座席の端に座る。端だと両脇に人が座って挟まれることがないので、肩苦しくならないで済む。端を好むのは私だけではなく、かなりの愛好家が居るようだ。それが証拠に端の席は一寸凹んでいたり、表面の生地が他よりも薄くなっていることがよくある。電車の座席のしつらえも多分端の席は多少丈夫に作られているのではないかと思う。

 端や隅は何となく安全な感じがある。実際に安全のようで、百獣の王はともかく多くの動物は端や隅で休息している。逆に獲物を襲う鷲や鷹は見晴らしの良いところで、辺りを睥睨している。尤も子育ての時は違うようで、卵や雛が狙われにくい崖や高木に巣を作る。

 かくいう私も自分の家では真ん中に座っている。その方が左右の釣り合いが取れて落ち着く、女房はどういうわけか端に座ることが多い。陰の実力者は全体が見渡せる席の方が落ち着くらしい。

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