駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

災難、夏は医者冬は患者

2018年11月25日 | 診療

                   

 

 急に寒くなってきた。数日で12月なのだから当然のわけだが、今年は気温の上がり下がりが激しいので、突然の冬到来と感じる。私は寒いのも暑いのも二ヶ月ぐらいは平気なのだが、それを超えるとだんだんうんざりし始め二月末八月末の暑さ寒さには勘弁して欲しいとなる。どうも粘りが足りない。

 寒い時期は患者が災難、暑い時期は医者が災難を被ることになる。災難というのは大げさだが、私は体質のせいか寒いと手が冷たくなるのだ。診察室は勿論暖房してあるのだが手を洗うことも多く中々手が温まらないのだ。腹部を触診する時、冷たくてすいませんと断るのだが、患者さんによっては声が出るほどびっくりされる人もいる。厚着をしておなかの皮膚が暖まっているので、温度差が大きく余計に冷たく感じられるようだ。これが夏になると、汗っかきの患者さんがおられ、すいませんと腹部をハンカチで拭ったりされるのだが、お臍が池になるくらいの汗っかきの方も居られ触診する手が滑ることがある。これも声には出さないが、相当不快で念入りに手を洗わせていただいている。

 どうも手が冷たくて困ると女房に話すと手袋すればいいじゃないと、私がどうやって働いているかどうもよく理解していない返事をくれる。夏にはキッチンペイパーを置いておき、それで拭いてから触診しろということになるのかね。

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 万博VSオリンピック、東京... | トップ | 近くて遠い国、片手落ちでは »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

診療」カテゴリの最新記事