新型コロナウイルスを目に見えないから恐いように表現する記事を見るが、そうかなと思う。確かにウイルスを肉眼で見ることは出来ないが、その存在と移動経路はある程度追跡可能である。感染経路が特定しにくい罹患者も増えてきているが、発病した人やPCR検査で新型コロナウイルスの存在は確認できる。
ウイルス一つ一つを目で捉えることは出来ないが、診療しているとインフルエンザの流行などの動きは大まかに捉えることが出来る。新型コロナも市町村である程度動きが捉えられており、見えなくて恐いと騒ぐよりは動向は把握できていると理解した方が良いと思う。
目に見えないから恐いように言われるが目に見える恐怖は少ないし見えているから怖くないとも言えない。目に見えているように思っている愚行や愚考の方が実は目に見えておらずいつの間にか浸透して崩壊が起きる。
恐い者や怖い物はそんなにはっきりとは肉眼視できないのが相場で、新型コロナはPCR検査もあるし患者発生状況の発表もあるし把握できている方だと思う。見えないから怖いと騒ぐのは賢明とは思えない。
感染経路を追跡出来ないケースが散見される中、この言葉の意味するところは、何でしょうか。
例えばそれは、発症者数や死亡数を見ていれば、見えないところで感染が起こっているかどうかも含め、感染拡大の状況はある程度は分かるということでしょうか。
先生のお考えをお聞かせください。
大変よく分かりました。
ただ、油断はしないでいただきたいと言う意味で、皆さまに注意喚起申し上げております。
それにしても東京都の動向は、ここしばらくの間は目が離せないと思っております。