仕事を減らし経営責任がなくなってストレスがうんと減った。そのせいか年を取ったせいか、この頃一日の時間の流れ方が変わった。勿論、以前より早く流れるのだが、それだけでなく時々時間が飛んでしまう。午前中はやや早い程度で以前と同じようにゆっくり時間が流れ、午後になると急に早くなり時々一時間が十五分くらいに感じられる。夜になると時間がジャンプするようになる。
奇妙なことだが何にもしていない時間が結構ある。何かしても長続きせず十五分くらいで放り出してしまう。サッカーAマッチ、好きな棋士の囲碁将棋の試合、絵画教室、面白い本や映画ならまだ一時間くらい集中することができる。無為に過ぎる時間が老化の始まりとしたら、好きなことがあるのは老化防止に役立つような気がする。