駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

女性の危険察知能力

2017年07月22日 | 世の中

          

 梅雨のないと言われる北海道に梅雨前線が居座り、大雨を降らせているようだ。この頃の梅雨はシトシトではなくザーゴーと集中して降るので危険だ。日本は関東平野など一部を除いて、山が海に迫っており、内陸に向けて小一時間も走れば山間地になる。山道を走れば、曲がった谷川の内側、猫の額ほどの平地に十数軒の集落が現れる。中には崖っぷちに建っている家もある。夏の好天に訪れれば、スーパーもコンビニもなく不便そうだが、のんびりとした平和な雰囲気が漂よい、一夏住んでみてもいいかなと思わせられる。

 しかし、集中豪雨で谷川が増水すれば崖崩れや増水で家屋が崩れたり流されたりの災害が起きる。平和でのどかな日常の背後に危険が潜んでいる。どうも世の中どころか気候も変動しており、過去五十年大丈夫だったから、これからも大丈夫とは言えなくなっている。まして山際の新開地など、不動産屋の安請け合いなど信用しない方がよさそうだ。

 こうした一見のどかで平和な日常の背後に潜む危険を察知できるのが、小動物それと女性である。狸と一緒にして怒られるかもしれないが、多くの女性が慎重で危険を察知する能力を持っている。それはおそらく自分と家族を守るために本能的に備わった感覚なのだろう。尤も、富や贅に目が眩みやすくミーハーな話題にとらわれやすい弱点もお持ちのようであるが。

 一見平和で安定しているように見える日本だが、国内外に崖崩れの恐れがあり、信用できない政治家が増えている。是非、女性に危険察知能力を発揮していただきたい。

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