大阪市長になった橋下氏のことを詳しくは知らないのだが、昨日テレビで初めてある程度まとまった形で本人自身の口から政治姿勢と方針を肉声を聞くことができた。
公務員の免職について「今はできない。ただ、通常の事務をやる公務員や教員に対し、絶対的な身分保障を前提にしないといけない理由は分からない。安定した生活を求めるなら民間、不安定で厳しいが尊敬されるなら公務員、という価値観の大転換をしないといけない」など・・の発言はまっとうに思える。
断片的な報道で唯過激な改革者のイメージが作られているが、橋下氏は謙虚でまともな印象を受けた。あれだけ卑劣なネガティブキャンペーンを張られても、勝ち抜いてきたのだから当然図太い神経も持ち合わせているはずで凄い人だ。
改革には軋轢と痛みが避けられない。緩慢に穏やかに改革をすることはできない。緩慢穏やかに起きることは人為の及ばない変化で、改革とは違う。既得権益を守ろうとする勢力の手段を選ばぬ攻撃に負けないのはやはりまともだと見ている市民の支持があるからだろう。何がどうあれ選挙で支持された彼の身の安全を祈りたい。