駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

渡辺三冠踏ん張る

2020年07月11日 | 趣味

 

                

 

 将棋の棋聖戦では渡辺三冠が一勝を返し、藤井聡太の二勝一敗となった。渡辺三冠はタイトル戦でストレート負けをしたことがないそうで、そのジンクスが守られたことになる。渡辺三冠は小柄だが堂々として悪びれず好きな棋士の一人だ。将棋は以前は自玉を固めてから細い攻めをつなげて勝つ棋風だったのだが,二年ほど前からバランスを考えた広い将棋を指すようになった。それが良かったのか勝率も上がり、A級に復帰し名人挑戦者になっている。

 奥さんが彼を題材にした漫画を書いており読んだことがある。其処に出てくる渡辺三冠はちょっと大丈夫というようなキャラクターに書かれているが、別にそれに文句を言うふうでもなく、自身でもブログを書いておられる。大切な勝負に負けて落ち込んだと思われる翌日も、休んだりせず敗因をきちんと書かれるのは凄いと思う。

 藤井七段は桁違いに強いのだが、渡辺三冠がストレート負けせずきちんと踏みとどまったのは流石と思う。未だ藤井七段の方が有利だが、これでタイトル戦らしくなった。二勝二敗のフルセットの勝負が見たい。

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